第16回 ページ19
秀「からかうのはさておき、A」
少し真剣な声で呼ばれたあたしは、静姉に抱きついてた手を離して秀兄の方に向く。
秀「何か足りないものがあるんじゃない?」
A「足りないもの…?」
あたし、なんか忘れてる?
リボンも結んだし、制服ちゃんと着てるよね。
あたしが自分の格好を確認していると、秀兄が近づいてきた。
すぐ目の前に来た秀兄と、上手く目を合わせられない。
A「ど、どうしたの?」
声が震える。
顔に熱が集まってくる。
すっ、と秀兄の手があたしの方に伸びてきた。
ちょ、ちょっと。
待って。
A「秀に、い?」
秀「クスッ。顔真っ赤」
まさか、わざとっ!?
手はシャツの左襟で止まる。
A「えっ?」
左襟に何かをつけている?
小さくてよく見えないけど。
秀「はい、これでいいよ」
笑われながら手を離される。
そこについていたのは……。
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一花(プロフ) - はのんさん» ありがとうございます!完結できるように頑張りたいです! (2018年7月30日 21時) (レス) id: f2a38b6517 (このIDを非表示/違反報告)
はのん - とっても面白いです。早く続きみたいです。 (2018年7月25日 18時) (レス) id: e7dd1b3147 (このIDを非表示/違反報告)
一花(プロフ) - 梨衣さん» ありがとうございます!更新遅いですがこの先も読んでいただけたら嬉しいです! (2018年4月29日 19時) (レス) id: f2a38b6517 (このIDを非表示/違反報告)
梨衣(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2018年4月28日 7時) (レス) id: 420c56ea6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:一花 | 作成日時:2017年9月17日 19時