【リクエスト】初めてあなたの瞳を見たとき。 ページ4
はるるんダヨ様、リクエストありがとうございます!
リクエストしてくださるとこんな感じで話をぶち込みます!
もし、読みにくかったらごめんなさい。
グリーヴァスの船のエレベーターに乗りながら、Aはオビ=ワンをこっそり見つめていた。
遠くからでも分かる、透き通るような青い瞳。
そんな美しい瞳を始めて見たとき。
決して忘れないだろう。
そう。
目を閉じれば、そこはもうエレベーターではなかった。
裸足の足の裏にチクチク刺さる岩。
髪をさらう強い風。
そこはAが育った場所。
ナブーの荒れ地だった。
バサバサと音がして、空を見上げる。
巣穴から逃げるように飛び去っていく大きな鳥。
襲撃。
本能がそう告げた。
ナブーの荒地には、猛獣が潜んでいて、その猛獣が空腹を感じたとき、襲撃を始める。
容赦ない彼らは、荒地で一番美味しそうな獲物を数年前から追い続けていた。
もちろん、一人しかいない人間。
貴)逃げなくちゃ。
傷だらけの足を踏み出し、走り出す。
しかし、頭部に強い痛みが走った。
血が出ているのは見なくてもわかった。
爪だろうか、牙だろうか。
とにかく、逃げるには遅すぎた。
自分の上に覆いかぶさる黒い影。
悪夢のようだった。
貴)誰か、助けて……!
叫ぶとともに、Aは意識を手放した。
ピッピッピッ……。
鳴り続ける電子音。
せわしなく動き回る幾つかの影。
ここは一体どこだろうか。
なんだか白い光が自分を照らしているような気もするし、
気のせいか、意識を失う直前に不思議な光を見た気がする。
緑色と青色の、強い光。
そっと目を開けると、そこには見慣れた岩も空もなかった。
ただあったのは、自分を心配そうに、遠慮がちに見つめている人影。
……美しい青年。
彼は空のような青い目を持っていた。
耳の後ろから長い三つ編みを垂らしていた。
寂しげで、それでも暖かい表情をしていた。
起き上がろうとすると、頭が裂けるような激痛が走った。
貴)痛いっ……!
小さく呟くと、さっきまで見とれていた青年が、Aの目を見た。
オ)大丈夫か?
貴)貴方は、誰?
他にも聞かなければならないことはあったはずなのに、訪ねたのはそれだった。
オ)オビ=ワン・ケノービだよ。
貴)オビ=ワン……。
オ)安心して。もう一度眠るといい。ここは安全だ。
若きオビ=ワンはそっとAの顔に触れた。
オビ=ワンの体温が伝わってきて、なんだか安らかな気持ちになった。
貴)そばに、いてね…。
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まいまい(プロフ) - 楽しみにしてます^^ 更新頑張ってください (2016年7月11日 23時) (レス) id: f797efffce (このIDを非表示/違反報告)
アリソン - はるるんダヨさん» いえいえ、早速読んでいただいてありがとうございます!ページが移りましたが、リクエストや感想お待ちしています! (2016年3月17日 15時) (レス) id: 2876ab4a12 (このIDを非表示/違反報告)
はるるんダヨ(プロフ) - アリソンさん» リクエストのやつありがとうございました!面白かったです!これからもいろいろリクエストしてもいいですか?っていうかします! これからも頑張ってください! (2016年3月17日 8時) (レス) id: afb787af0b (このIDを非表示/違反報告)
アストロメク - 主人公ちゃんとオビ=ワンが恋人喧嘩しちゃってアナキンが仲立ちするお話ってリクエスト出来ますか?時間に余裕があればで全然構わないですし、面倒くさいリクエストになってしまいすみません。これからも頑張って下さい\(^o^)/ (2016年3月16日 22時) (レス) id: 747d9cb02c (このIDを非表示/違反報告)
アリソン - はるるんダヨさん» リクエストありがとうございます!早速書かせていただきます!本当にコメントや評価が私の糧なので笑感謝しています! (2016年3月16日 21時) (レス) id: 2876ab4a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリソン | 作成日時:2016年3月15日 17時