黒木の幼馴染！【探偵チームｋｚ事件ノート】

幼馴染が四十一人 ページ43

悠side


悠「あ、、上杉から・・・。」


僕はあの日から何をする気も起きずただ命を繋げるための行動だけを繰り返していた。


そんな僕にちょくちょく連絡をくれるのは上杉だけだった。


💭上杉「三咲、大丈夫か。」


💭悠「ごめん」


💭上杉「そうか。明後日来れたら来いよ。遊びでも何でもなんかしたら気も晴れるだろ。」


💭悠「うん。行くよ、ありがと。」


今日は金曜。明日は部活でもあるのだろうか。


上杉は気を遣って僕を学校へ誘うのではなく遊びへと誘ってくれる。


上杉とのやり取りを終え、他の通知を見る。


月ちゃんからのものは・・・、やはりない。


別にこれは月ちゃんが冷たいわけでも何でもない。


僕が謝るのを待ってくれてるんだ。僕の覚悟がなくて中途半端なことしたから。


それを悔いる時間と謝るチャンスをくれてるんだ。だってブロ削なんてされてないし。


きっと今回のいざこざが終わっても僕が月ちゃんを追う、月ちゃんは受け入れる準備をして待つ。


そういうスタンスで僕たちの関係は保たれるのだろう。


それでもやっぱり。


悠「っ、悲しいっ、なぁ・・・っ！」


月ちゃんには、絶対言えない理由で溢れてくる涙。


それは留まることを知らず僕の気持ちは落ち込んでいくしかなかった。

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