黒木の幼馴染！【探偵チームｋｚ事件ノート】

幼馴染が三十九人 ページ41

紗月side


っていやいや。立花彩よ、君は何度も電話で話してるのでは？


少なくとも翼が休み始めるより前は。


佐田真理子には教えてないのか？


『そんなの私知らなかったんですもん。見下しようなくないですか。』


佐田「私はその態度とか言い方が見下してるって言ってんだよ！」


立花「ま、マリン落ち着いて・・・！東条さんはきっとそんなつもりないんだから・・・！」


佐田「でもお前だって・・・！！」


そのあとの言葉は佐田が口を噤んでも安易に予想できた。


―――お前だって、ツバサが好きっていってたじゃんか・・・。


恐らくそれは、立花彩が先程与えた情報なのだろう。


思ったより立花彩を大切にしている佐田。


そんな彼女ならそんな状況で【連絡を取り合ってる発言】をした私にどんな反応を示すのか。


答えは単純明快。


自分の恋、そして親友の恋。どちらにとっても邪魔な私を攻撃するのは目に見えているのだ。


一連の出来事での立花彩の立ち位置を確認。


―――これは、もう一押しでお仕事完了かな？

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