黒木の幼馴染！【探偵チームｋｚ事件ノート】

幼馴染が三十三人 ページ35

紗月side


なんっであそこまで汚くできるんだろ。


まあ掃除が嫌いな訳じゃないし。マネくらいなら引き受けようかな、と思う。


『ワックス剥げてたし買っとこうかな・・・。あ、あと共有の棚的なヤツも。他は、、洗濯籠？そもそも洗濯機も置いてもらわなきゃ。』


ぶつぶつと必要なものを呟く私は流石に容姿じゃカバーできない不気味さがあるらしく普段なら話しかけてくるはずのクラスメイトも大人しかった。


うん、話すの怠いときはこれしよう。


それにしてもどこに行っても猛者っているんだなぁって痛感する。


ホントに神経疑っちゃうよ。あんだけ言ったのにさ。


立花「あの東条さん。」


『どうしたんですか、立花さん。』


毎度毎度おどおど話かけてくるのは何とかならないかな？


立花「この間の」


ガラッ


「ほお、席について無い奴がいるな・・・。」


入ってきたのは生活指導の教師。あれなんで担任じゃないの？


あーあ私はちゃんと席に着いてたから問題ないけど立花彩はﾄﾞﾝ( ﾟдﾟ)ﾏｲ 思ってないけど。


「罰として日直の仕事の手伝いしとけよー。」


(￣∇￣;)ハッハッハ これに懲りたら一旦朝だけでも話しかけんのやめてもろて。


「日直は東条と、、柴田は休みか。」


柴田・・・和香さんだったっけ。寄りにもよって不登校生とペアだったんか私。


つまり今日一日立花彩と二人きりでの作業がいっかーい、にかーい、さんかーい・・・・。オワタ。


立花「よろしくね、東条さん。」


そう言った立花彩は私に返事をさせることなくホクホクしながら自分の席に戻っていった。


くっそ！！

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