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幼馴染が三十一人 ページ33

紗月side

IN教室。今日も早く登校した。


まあ悠とは一緒じゃなかったけどね。


じゃあなんで早く来たのかって?それは・・・。


悠飛「お、もう来てたのか。じゃあついてきて。」


『はい、楽しみです!』


悠飛からのお誘いだ。


何でも最近野球部の調子がいいらしく、悠飛もずっと出張ってるんだとか。


お陰で仲良くなったってのに話せやしないとボヤいていた悠飛に救済案を出した。


そう、私が野球部に行けばいいんじゃね?っていうことでグラウンドに一緒に行きます、なう。


悠飛「そういえば紗月って部活入ったのか?」


『えっとね、、あー入ってないや』


悠飛「入ってねーのかよ・・・。入っといた方が内申とか色々楽だぞ?」


ガチすか。いやぁ、ホントは仕事が終わったら直ぐに不登校or転校だから関係ないんだけどね。


その手の話にはつい食いついちゃう。なんせ頭の出来は相当可哀想なもんで。


『それなら早いとこ入っとこっかなぁ・・・。どっか楽なとこないの?』


私の問いかけに悠飛はうーん、と唸った。


悠飛「基本的に緩いとこはそれに比例して内申ヒックいからな〜。」


チッそこんとこはちゃんとしてるってか。


悠飛「あ、一個いいとこ知ってんぞ。」


『マジ?どこどこ』


悠飛「ここ」


悠飛の指が示した先を見ると広がっていたのはグラウンド。


話してる間に到着していたらしく制服姿で立つ私に野球部の視線が集まっていた。


『あーなるほど。ってなる訳。』


私が呆れたように言うと悠飛はマジのきょとん顔になった。


悠飛「えなんで」


え、逆に何故。


『私野球したことないし。』


もっと言わせてもらうと興味もない。そんなんに入られても困るでしょ。


悠飛「あーそっちじゃなくて」


腕を引かれ連れて行かれたのはグラウンドの隅に鎮座する大き目の部室らしき建物だった。


結構大きいしここの野球部って強いんだな、と思いながら中に入る悠飛に続く。


『これ私入っていい、の・・・・はあぁ!?』


目の前に広がる光景に絶句する。


悠飛「マネージャーならどう?」


阿保面を晒しているだろう私の瞳には言葉では言い尽くせないほどの汚部屋が移っていた。

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氷奈@♪みゅみゅ♪(プロフ) - 葉瀬@占ツクこみゅ以外停止さん» ありがとうございます!! (3月17日 18時) (レス) id: 856242db7d (このIDを非表示/違反報告)
葉瀬@占ツクこみゅ以外停止(プロフ) - 氷奈@♪みゅみゅ♪さん» 誤字指摘ありがとうございます!直しついでに更新もします!コメントありがとうございました!これからも黒木の幼馴染!【探偵チームkz事件ノート】をよろしくお願いします! (3月15日 16時) (レス) id: 4a1e6f54ad (このIDを非表示/違反報告)
氷奈@♪みゅみゅ♪(プロフ) - コメント失礼します。幼馴染が四十四人(最新話)の最後から2文目の、気づいたので が気づいたのでで になってます! いつも楽しく読ませていただいています!!更新頑張ってください! (2月20日 17時) (レス) id: 856242db7d (このIDを非表示/違反報告)
氷奈(プロフ) - 不具合さん» ありがとうございます!とてもおもしろかったです!!更新頑張ってください!! (10月8日 13時) (レス) @page36 id: 856242db7d (このIDを非表示/違反報告)
不具合(プロフ) - 氷奈さん» すみません、週末あたりに書き溜め二つくらい出します! (10月2日 19時) (レス) id: b04cf61cc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉瀬@占ツクこみゅ以外停止 x他1人 | 作成日時:2023年4月17日 10時

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