黒木の幼馴染！【探偵チームｋｚ事件ノート】

幼馴染が十二人 ページ13

紗月side

翌日。


朝、早めに登校し教室に入ると無人だった。


やっぱり七時登校は早すぎたのかな。


部活の朝練とかがある人達は確かに最近の私と同じくらいに登校してくるっぽいけど。


そういう人たちって教室に来ず部室直行だからなぁ。


はっきり言ってそんな人に話しかけたら鬱陶しがられるのがオチだよね。


悠も科学部の関連でその時間にはもう出発するから一緒に行こうと思ったら教室で暇するしかない。


私が悠との登校、教室でのぼっち回避。どちらを選ぶかなんて天秤にかけなくても分かるよね。


ということで絶賛暇中。


昨日もこのくらいの時間だったのに暇つぶし用の何かを持っていこうと考えつかない私は馬鹿なのか。


もう明日は絶対に持ってくる！


『えー何しよ。探検？』


一度口にすればそれが正解としか思えなくなってきてまだ行ったことのない部室棟の方に行くことを決めた。


出発してしばらく経った頃。


『何も面白くない・・・。』


致命的な要素だった。


暇を潰すために部室棟に来たのに誰にも遭遇しないとかある？え、避けられてる感じ？悲し。


一人で考え込んでいると正面から声を掛けられた。


？「そこで何してんの？もしかして文芸部に用か？」


誰だか知らないけど話しかけてくれてありがとう！

幼馴染が十三人※修正あり→←幼馴染が十一人

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