Story60 ページ20
・
A「倉間っ!!・・・倉間がっ・・・!!」
篤志「A・・・落ち着け・・・」
上から篤志お兄ちゃんの優しい声が降ってくる。
頭をぽんぽんと撫でられると、気持ちが落ち着いて来た―・・・。
A「・・・篤志お兄ちゃん、私・・・どうしたらいいんだろう」
分からないの・・・、とにかく混乱していて。
篤志「大丈夫・・・倉間のこと、教えてくれるか・・・？」
私はこくりと頷いた。
・
・
＊病室―・・・
・
ベッドの上で目を閉じている倉間―・・・。
折りたたみ椅子をカタリと２つ用意した、篤志お兄ちゃんは、
椅子を引いて私を座らせてくれた。
篤志「・・・A・・・」
A「・・・あのね・・・倉間は―・・・」
・
・
＊篤志Ｓｉｄｅ
・
全てを話してくれたA。
俺はベッドの上の倉間を見る・・・。
こうなったのも全て、俺のせいだろ・・・!!
なんで俺を責めないんだよ、倉間、Aっ!!
A「倉間はちゃんと注意してくれた―・・・。『行くな』って」
私に言ってくれた―・・・。
倉間も約束を守ってる、俺が壊したんじゃないのか？
篤志「俺が・・・お前たちをっ・・・!!」
A「篤志お兄ちゃんのせいじゃない!!・・・倉間が言ってた。
私を先に見つけてくれて―・・・上着をかけてくれたのは・・・」
篤志お兄ちゃんだよね、とAの瞳が語っている。
なんで倉間は言っちまうんだよ・・・。
Aは再度倉間を見て、俺に言ってくれた。
A「なんで・・・、私は気付かなかったんだろう。
2人はいつも私のことを気にかけてくれてた・・・っ・・・!!
倉間がこんな状況になるまで、気付かなかったなんて・・・!!」
ぽろり、ぽろりとAの目から涙が頬を伝う。
その流された涙―・・・俺には拭えない。
なぁ、早く起きろよ。
倉間、Aを守るって言ってたろ？
A、お前のせいで泣いてるぞ・・・!!
俺じゃない・・・。
倉間がAの涙を拭うんだ―・・・。
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アラジン - どっちも！！っていう選択肢で、三人で同居！！って、どっすか？ (2020年1月17日 20時) (
レス) id: d6092fc1ee (このIDを非表示/違反報告)
合田美桜 - もう二人にはキュンキュンさせられてばっかです！(\・ ・*/） 私どっち何て絶対選べない！ (2018年4月6日 19時) (レス) id: fc969c5b27 (このIDを非表示/違反報告)
伊勢天 - 感動しました！ (2017年12月24日 16時) (レス) id: 7c89436af4 (このIDを非表示/違反報告)
月風ほのか(プロフ) - 私だったら同い年君の方選ぶかな〜？( 〃▽〃)← (2017年12月21日 17時) (レス) id: 564400f237 (このIDを非表示/違反報告)
ネイ(プロフ) - 最後の選択はどっちも！！って言いたいなー(笑)だってどっちも大切な人にしたから、この3人で居るの好きだなっていうの共感しました！！！！！ (2015年11月8日 9時) (レス) id: 1a34b8513c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨雪ありん** | 作成日時：2012年1月11日 17時
