【名前変換オリジナル】 幼馴染と私と彼と・・・。

Story29 ページ29

篤志Ｓｉｄｅ


昨日、Aたちに偶然会った。

・・・いや、会うことは分かっていた・・・。


これも『運命』っていうのだろうか。


Aに触れたくて―・・・思わず抱き寄せてしまって―・・・。


『俺の彼女』なんて言っちまって・・・。

初めてだったらごめんな？・・・俺はそれでもいいんだけど。


・・・嬉しかった。


篤志「A・・・」


もう一度、大好きなあいつの名前を呼ぶ。

『大好き』だなんて、俺らしくないけど・・・。


倉間も同じ気持ちだと思うから、俺は伝えたい。


・・・Aは何一つ変わってない。あの笑顔も、雰囲気も。


身長が伸びて、大人っぽくなったかな・・・。


そして・・・何より可愛くなった。


―――


『俺に近づかないでくれ』なんて、何で言っちまったんだろう。


・・・後悔しか残らないのに・・・。


でも、ごめんな。俺は変わったんだ。


もうあの時一緒に過ごした、『優しい篤志お兄ちゃん』じゃない・・・。


長い月日が俺を変えた―・・・とでも言うのだろうか・・・。


もう俺には、２人と一緒に居る資格なんて無いんだ―・・・。

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