Story23 ページ23
A「・・・きゃ・・・」
相手がギリギリに近づいた時、私は篤志お兄ちゃんに押された。
・・・こ・・・転ぶっ・・・!
倉間「・・・っと」
痛く・・・ない・・・?
上を見ると、倉間が転びそうになった私を、抱きかかえてくれていた。
A「・・・倉間・・・?」
倉間「・・・大丈夫か?」
A「・・・っ・・・篤志お兄ちゃんは・・・!」
「・・・ちっ!」
相手が振り上げた拳を、篤志お兄ちゃんは軽々と受け止めた。
「・・・何っ・・・」
驚いている相手をよそに、篤志お兄ちゃんは冷たく言う。
篤志「・・・俺がお前を消してやろうか?
追いかけられたAの気持ちにもなってみろよ・・・!」
A「・・・篤志お兄ちゃん・・・」
「ひ・・・ひいっ・・・!
お・・・覚えてろよ!俺はまだあきらめてないからなっ・・・」
震える声でそう言うと、相手は慌てて逃げていった。
篤志「・・・」
何も言わずに篤志お兄ちゃんは、その場から立ち去ろうとする―・・・
A「篤志お兄ちゃんっ!」
倉間「・・・篤志にぃ・・・どうして・・・」
私と倉間の声に、篤志お兄ちゃんは足を止めた。
A「・・・本当に、篤志お兄ちゃんなんだね!
・・・また会えて嬉しい・・・っ・・・」
嬉しすぎて・・・涙が出そう・・・。
でも、振り向いた篤志お兄ちゃんの口から出た言葉は―・・・
篤志「・・・A、倉間・・・。
ごめん、もう俺は昔の俺じゃない・・・」
A「えっ・・・」
今、なんて言ったの―・・・?
倉間「・・・」
そして、次の言葉はとても信じられなかった。
篤志「・・・俺に近づかないでくれ」
そう言い残して、篤志お兄ちゃんは立ち去って行った―・・・
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柊 - 設定がいいよね!小説は設定から始まる。私のかってだけど…。 (2015年10月26日 1時) (レス) id: f7949b4120 (このIDを非表示/違反報告)
♪koume♪(プロフ) - 続きが楽しみです!! (2014年10月31日 16時) (レス) id: cb15e1c567 (このIDを非表示/違反報告)
心太 - ありんさん!part2にいくのですね。ついに!!ところで〜今後双子って登場しないのですか(笑 (2012年1月12日 22時) (携帯から) (レス) id: 897b3ca448 (このIDを非表示/違反報告)
クマさん - 幼馴染だからこそのスト〜リ〜イイですよね。 なんか一人変な書き込みですいません (2012年1月12日 10時) (レス) id: 26dc3d7ce1 (このIDを非表示/違反報告)
ありん - >倫華さん 了解。。続きのページのみ作りました((笑 ・・・難しいね、コレ。。 小説は更新してませんが・・・。。 (2012年1月11日 17時) (レス) id: 09933410c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨雪ありん** | 作成日時:2011年12月4日 2時