夢の短編集見ていかない？【wrwd】 (ページ6)

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続きページ6

ちょっとピンク表現あります。
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『ゾムってあの…？』

ゾムとは、

私の大切なぬいぐるみにつけている名前だ。

幼い頃につけた名前だから由来は覚えていない。

でもなぜ…？

いや、そう言って油断させる気かもしれない。

ｿﾞﾑ?「なんや？
　疑ってるのが顔にもろ出てんでw」

男は愉快そうに笑った。

ｿﾞﾑ?「しゃーないな…」

そう男が呟くと、

ポンっと男の体が煙に包まれ、

煙が晴れると

そこには私のぬいぐるみがあった。

『え…？なに？手品……？』

体を起こし、

ためしにぬいぐるみを抱きしめてみる。

使い古してすっかり柔らかくなった

私のぬいぐるみだ。

なんて考えながらぬいぐるみを抱きしめてると

またポンっと煙が舞い、

ぬいぐるみが男の姿に戻ってた。

ｿﾞﾑ「これで…信じてくれる…？」

驚いて離れようとするが

男がガッチリ腰に手を回してるから逃げられない。

私の返答を待っているようだ。

『うぅ…わかりましたよ！
　でもなんでいきなりそうなるんです？』

ｿﾞﾑ「それは俺も分からん。
　昨日の晩にいきなり人になれて、
　目の前にお前が寝てたから一緒に寝てん。
　にしてもお前変わらんなぁ〜w
　まだ俺がおらんと
　ちゃんと寝られないんやろ？
　っていうかなんで敬語なん？www」

『うぅ………』

だってイケメンなんだもん！

緊張しちゃうの！！

なんていえるわけもなく……

なんでこんなにもイケメンなの？！！

ってか小さい頃の私はこのイケメンを

乱暴に扱ったりしてたわけ？！！！

あぁ…おバカ………。

ｿﾞﾑ「にしてもA可愛いなぁ…
　なぁA！お前彼氏とかおるん？」

『え？いや…いない……ですけど………』

残念ながら私は彼氏いない歴史＝年齢なのです………

ｿﾞﾑ「よかった…。
　じゃあさ、俺と……付き合ってくれへん…？
　もちろん、俺はAのこと大事にするで！
　Aのことは誰よりも知っとるし！
　なぁ……あかん…？」

え？今なんて？

いや、聞き間違いだろう。

きっとそうに違いない。

『えっと…
　すみませんもう一度お願いできます……？』

ｿﾞﾑ「あぁもう！！！
　何回も言わせんなやぁ！！！！！」

そう言ってゾムさんは私の腕をつかみ、

乱暴に自分の方へ引き寄せた。

唇に柔らかいものが触れ、

同時にリップ音が静かな部屋に鳴り響く。

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もうちょい続きます。