ナンバカ〜逆ハーなう〜

八力「25話...だとよ」 ページ31

ジューゴside




ジュ「でも

気付いたんだ...アイツらと一緒にいて...」

今になって自分が何をしてきたか

ジュ「本当の生きがいも趣味も目的も 俺よりハッキリもっていたから」

自分という存在がどんなモノなのか

ジュ「特技があって

趣味があって

好物があって

俺に無いものを沢山持っているアイツらが

羨ましくて...
でも楽しくて...


今まで灰色だった自分の世界が 色鮮やかで輝いて見えた」

ただ純粋に楽しかったんだ あの空間が


それだけで全て満たされた気分だった

ジュ「でもそう思えば思うほど コイツの存在が大きくなってくる

あの姿を思い出す」

一度は忘れていたこの存在

ジュ「あの姿を見られたら 俺はもう今まで通りの毎日は送れない...」

繰り返して繰り返して
ここまで来たのに

ジュ「またムサシの時みたいに傷つけるかもしれない」

今になって後悔が止まらない

ジュ「早く外さないと

早く見つけないとって焦って


そう思ったらもう止められなくて...
何をしていいかもわかんなくて...」

貴方「.....っ」ｷｭ

自分自身も

ジュ「あの大会で また...」

中途半端な自分の覚悟と

ジュ「俺は...取り返しのつかないことをした」

過去の過ちを見て見ぬフリをした卑怯な自分が許せない

ジュ「だから俺は

もう何もしないって決めたんだ...
今まで通り...

こんなもの外れなくたってもうどうでもいい...

ムサシが言ったように手足を切り落としてしまえばよかったんだ...」

これは

自分のことしか考えていなかった
俺への罰なんだ

貴方「バカなの？

そんな覚悟もないからここまで来たんでしょ」

ハジメ「全く...お前の『本心』ってやつもとことんガキすぎて話にならねぇな」

ジュ「...？」

貴方「ねぇジューゴ君

逃げたって何も変わらないのよ」

！！

貴方「そりゃ逃げれば自由よ

なんでも捨ててしまえば楽になれるんだもの

でもね？

逃げれば何でも許されると思ってるの？甘えてんじゃないわよ

ただ逃げることに何のイミがあるのよ」

ハジメ「それと

俺はてめぇみてぇな世の中舐めくさってるガキが一番嫌いなんだよ

15番

お前は何でここに来た？」

なんで？

俺がここに来た理由？

それは...あの男を探すために...

いや...違う？

分からない

貴方「時間は？」

分からない

ハジメ「そろそろだな」

分からない

俺はどうしてここにいる...？

俺は また逃げるのか

分からないまま

ｶｼｬﾝ

ジュ「ハジメ！A！」

猿鬼「...............」貴方「いや何か言ってくださいよ！26話です！」→←皆の質問！Q&A！

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