【男主】先生の師【五条悟】

閑話 ページ26

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あーーーーー疲れた。



でっかく叫ぶ。


疲れたもんは、疲れた。きっと、捌いた数は二桁、その十の位は片手では収まらない。あのクソ教師、と吐くのももう呆れたもので、へらへら笑って行ってらっしゃい、と送り出すような任務ではない。低級呪霊も知能があることにはある。ゴミも積もればなんとやら、というふうに、微塵しか存在しない脳のゴミがよって集ればそこそこの苦労を生むのだ。最悪。



タチが悪いったら、ありゃしない。



二階は、結局呪霊だらけだった。ご丁寧に、宣言通り。




と、前方に人影。黒いマント。


「おっっっっっまえ！！」


『あ、お久しぶりで〜〜す』


「くっっっそ大変だったんですけど！？」


飛びつく勢いで走り寄る悟を見て、Aはいいかげんに笑った。


『そんなもんですよ、いい修行になったでしょう』

「疲れたわ」

『そりゃあ、ですね』


目線は、悟を射ることはない。どこか、虚空を見つめて動かない。何を見ているのだ、と問うても返事をしないことはわかっているので、そこを見つめる。何もない。



「生徒いじめると見えるようになんのか」

『まぁ、聞こえが悪いったら…』



違いますよ、とはっきり言い淀むことなく。


『言ったでしょ？4体いますって』



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なに、終わった気になってるんですか？

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