35話 ページ36
Aside
昨日はよく寝れた…
少し早く起きてしまい早めに学校へ向かう。教室に行っても仲の良い友達はまだ来ないので、たまには本を読もうと図書館に行った。
『(…図書館開いてるかな？)』
先生とかいないと入れないとか…？
図書館のドアに手をかけると鍵は開いていた。
『失礼しまーす…』
あまりの静けさに小声で言ってしまった。
ｴ「あ、Aさん。おはようございます！珍しいですねこんな朝早くに」
『エ、エーミールさんおはようございます』
エミさん何時に学校来てるの？！早い…
『本が読みたいなって』
ｴ「そうですか！」
エミさん嬉しそう。ほんと前世から変わらず本好きだなぁ
今回は我々国じゃなくて普通の本を探す
面白そうなもの…わからない
今まで本を読んできたけど選ぶのが下手すぎて失敗ばかり。好きな本に出会えない…
ｴ「Aさん？」
『あ、すみません…あの何かオススメとかありますか？私選ぶの苦手で…』
前世もエミさんに勧められて読んだものが多かった。普通に話せる今、エミさんに聞いた方が早い
ｴ「おすすめですか…あまり難しくなければこれですね」
『あ、これ』
エミさんが勧めてきた本。見覚えがある…前世で最初にエミさんが貸してくれた本だ
懐かしい、今でもこの本あるんだ…
私はエミさんからその本を受け取りペラペラとページをめくる。少し今風になっているがあの頃と変わらない内容。また読みたい
『ありがとうございます！読んでみます！』
ｴ「…」
『…エーミールさん？』
ｴ「っすみません、ちょっと」
『？』
エミさんは私から離れ少し考え込む。なんだろう、私に本を渡してから様子がおかしい
どうしようと思って目線を外すとある本に目が止まった。無意識に手を伸ばす。
これ、エミさんに貰った本。この作者さんの本が好きでエミさんがくれた。。何度も読み返した。…これも残ってるんだ
その本を手に取った瞬間エミさん腕を掴まれた
『っ！エミさん！』
やばい、とっさにエミさんって呼んじゃった
ｴ「…その本…やっぱり」
『…え』
ｴ「Aさん」
『は、はい』
ｴ「…なんで忘れてたんやろ」
エミさんは目に涙を溜めて言った。
ｴ「ごめん、ごめん…」
『まって…』
どういうこと？なんで急に謝るの…もしかして
『エミさん？』
ｴ「…今でもそう呼んでくれて嬉しいです」
『もしかして記憶…思い出したの？』
ｴ「…はい。しっかり思い出しました」
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夢桜(プロフ) - 雪だるまさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！今世も頑張ります！ (2020年2月19日 7時) (
レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - 前世のストーリー読んでいたらボロ泣きしてしまいました(笑)・゜・(ノД`)・゜・。これからも更新頑張ってください！(*´∀｀*) (2020年2月19日 2時) (レス) id: 21e85ba670 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 藤堂玲衣さん» コメントありがとうございます！すみません…口調に関しては他の小説の方なども参考してますので。めうは基本言わない方だというのも理解してます。気をつけますね (2020年2月17日 16時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
藤堂玲衣(プロフ) - 凄く面白いです！続き頑張ってください！後、マンちゃんなんですが……こんなにめうめう言ってる人じゃないです……突然すみません…… (2020年2月17日 14時) (レス) id: 1be80122a6 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 花風雪さん» コメントありがとうございます！誤字指摘ありがたいです！頑張ります！！ (2020年2月2日 1時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2020年1月16日 23時
