6話 ページ7
ベッドに横になりひたすら考えた。
逃げたい。毎日が辛い。でも育ててくれた村の人達のためにもやめるなんて
ゾ「気安く呼ぶなや無能」
この国も好き。ここに居たい。
ゾ「はよどけや無能」
みんなときっとまた仲良くできる。そしてあの人とまた
ゾ「アイリのところ行くか」
やだよ。どんなに拒否されても好きなんだ。
ほかの女の子のところに行くなんて聞いて普通で入れるわけが無い。
やっぱり希望なんてないじゃないか。私は今まで何を考えていた?
ここに居ても意味なんてないじゃないか。必要とされていないのならいる理由なんてない。
そうだ
私が居なくたって仕事はまわる。私1人消えたってこの国は変わらない。必要とされてないなら我慢している必要ないんだ。
ゾ「A!」
彼だってもうあの時みたいに接してはくれない。むしろアイリちゃんしか見てない。彼からしたら私なんて邪魔者でしかない。
ゾ「なんかあったらすぐ俺に言うんやで!」
そう、邪魔者
ゾ「大丈夫や!俺が守ったるからな!!」
脳裏に普通に話してた頃のゾムがでてくる。
私がいない方が幸せなのかな。
ゾ「無能」
幹部を辞める
きっかけは些細なもので。いつもの事でもプツンと急にそれは途切れる。大きなものでなくてもふとしたものが決意する理由になる。
ペ神や村の人達にはなんて言おう。
幻滅されるかな。呆れられるかな。
幹部を辞める理由は沢山あるのにそれと同じくらい村の人達の存在が大きかった。
私の村はそんな裕福な所ではない。そこから幹部が出てきたとならば村も少しは発展するチャンスとなる。私の給料も半分は村のためにと使った。村のためならば出す金額なんて惜しまなかった。
村のみんなに会いたい…
『明日休みだし久々に村へ行こ…』
そう呟くと同時に眠気に襲われ重い瞼を閉じた
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夢桜(プロフ) - ななかさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!!続編の方はゆっくり更新してますのでよろしければ! (2020年2月15日 8時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
ななか(プロフ) - 小説でガチ泣きしたのは初めてです、素晴らしい作品でした。何度見返しても涙が止まりません、、無理のない程度に頑張ってください!陰ながら応援しています。 (2020年2月15日 1時) (レス) id: c06d19efdc (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 闇人さん» コメントありがとうございます!結婚しましょう! (2020年1月16日 20時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
闇人(プロフ) - 神作ですな……。号泣しました!好きです。結婚しましょ(((殴 (2020年1月16日 15時) (レス) id: 8d615b0163 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - シャベルさん» コメントありがとうございます!いやそんな、照れます…ありがとうございます!! (2020年1月16日 13時) (レス) id: b9ddcf0a96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢桜 | 作成日時:2020年1月8日 0時