尊きモノ 「銀魂 神威」

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神流は神威をジッと見ていた。

そして、神威もまた神流を見ていた。



神流「証拠は？
私が破いたって証拠はどこにあるの？」


神威「だって、
春雨で孤星に住んでた奴なんて

神流しかいないだろう？」

神流「……
そんなことが証拠になると思ってんの？」


神威「うん」



しばらく沈黙が続いた。




阿伏兎は一人思う。
(俺だけボッチじゃん。
黙って聞いてりゃ俺を差し置きやがって。
てか、俺必要？…作者のヤローめ、

中途半端なところで俺を回収するな)



いや、すまない。忘れてた。

あ、いや。なんでもない。






神流はふと気づく。

神流「……団長。一つ聞かせて」


神威は頷く。


神流「どうして私の過去や
私について調べようとしたの？

…だって、普段は調べる、
ってことより団長は闘うイメージがあるから。

部下の過去一つや二つくらい、

団長にとってはどーでもいい事じゃない」


神威「……それは、言えない」

神流「なんで？」


神威はニコッと笑った。


神威「そうだなぁ、

来るべき時が来たら教えてあげるよ」




神流「ハッ。なにそれ…」









神流「分かったよ。話す、全部ね。

このままじゃあ一生団長がついてきそうだから」



神威「俺はそのつもりだったんだけどなぁ」


神流「えっ…」


そして、神流も微笑んだ。


阿伏兎「よーやく片付いたか。

全く、一時はどうなるかと思ったぜ」


……。






神威「あれ、阿伏兎いたの？」


神流「え？いつから？」


阿伏兎「…最初っからだよ！！」




神威、神流「「影薄い」」




阿伏兎「……う、うるせぇぇぇ！！」

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