第35話 ページ37
Aside
小平太「!!!すまんすまん!ちょうど撫でやすい位置にあるもんでな!私のことは小平太でいいぞ!!敬語もつけなくていい!なはは!!」
さりげなく身長が低いことバカにされた??
ちょっとムッとしながらも中在家長次さんの方を見ると、何かボソボソと言っていた。
長次「……私も長次でいい…………敬語も必要ない………小平太が無礼をして済まない……」
と言っているような気がしたので、長次くんは大人だなぁと思いつつも軽く頭を下げる。
『そっか……なら、宜しくね、小平太、長次くん』
小平太「なんで私だけ呼び捨てなんだ?まぁ良いか!細かいことは気にするな!」
と言い、どこかに行ってしまった。寝間着姿だから、顔を洗いに行くのかな?と思いつつも長次くんも頭を軽く下げて小平太の後に続いたので、軽く手を振って見送るようにした。
失礼なことはわかっているが、よく六年生までいけたな……と思ってしまった。
そんなひと騒動もありつつ、部屋の戸を開けてみると思いのほか広く、襖を開けると布団や服が入っており、確認してみると着物とかではなく、袴のものが多くて少し安心した。そりゃそうか。男子の寮だからな。
何となく着物は着付けが大変だし、暑いし動きずらいから好きではなかったため、この服を使っていいのは嬉しい。
柄も綺麗なものが多いな〜など少しワクワクしながら見ていると、二、三枚ほど着物もあった。どうやら女装用に使われた着物みたいだな……
色々と見ていたが、廊下に人が通っていく気配がしてハッと気がつくと、どうやらもう朝食の時間らしい。
三木ヱ門くんとの約束があるため急いで部屋を片付け、食堂に向かうようにする。
今日の朝食はどんなご飯かなぁ〜と思いながら少しボーッと歩いていると、曲がり角で誰かにぶつかってしまった。
?「大丈夫ですか?すみません……前を見ていませんでした……」
と言われ、手を差し出された。
顔を徐々に上げていくと、割と細身で色白な手が見え、お礼を言い手を握って起こしてもらう。
『いえ……こちらも前を見ていませんでした……そちらもお怪我はありませんか……?』と顔を上げると、思わず息を飲むほどの綺麗なサラサラ髪で、世間から見ても美形男子と言われるであろう。
立花仙蔵さんだった。
世の女の子が見たら俺刺されそうだな(真顔)
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スイちゃんのご友人のご友人 - ドゾッ【輸血】三c⌒っ.ω.)っ シューッ (2023年2月2日 1時) (レス) @page8 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 最高(^^ω)輸血パックをください、、、、、 (2023年1月20日 22時) (レス) @page50 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
Spring(プロフ) - 雅さん>>素敵なコメントありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しいです!綾部くんと食満先輩かっこいいですよね……!☺️❤これからも沢山出していきたいと考えていますのでどうぞこの作品をよろしくお願いします☺️ (2022年9月1日 21時) (レス) @page40 id: bb9c13b2cc (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 私の推しキャラは、綾部喜八郎君と食満留三郎先輩ですね…😅💓他の上級生のキャラも良い☺️✨👍いちばんの中では、綾部喜八郎君ですね…😭(泣き恥) (2022年9月1日 20時) (レス) id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。Springさんが作成した忍たまの小説、読んだら面白くて、見入ってしまいました(笑)続きが気になるぐらい😅 (2022年9月1日 20時) (レス) @page17 id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Spring | 作成日時:2022年8月30日 5時