第29話 ページ31
Aside
三木ヱ門「部屋を教えて貰ってない!!??」
『そうなんだ……聞くの忘れちゃって………あと三木ヱ門くん、声がでかいよ……他のみんなが起きちゃう……』
三木ヱ門「ぁ……すみません……さすがに女性一人で外に寝かせられません。ん〜…………あ!私の部屋で良ければ一緒にどうだ?浜守一郎もいるが、まぁ大丈夫だろ!部屋が分かったらそっちに移動すればいいし」
『いや、迷惑かけちゃうし……申し訳ないよ……』
三木ヱ門「Aさんが風邪引くよりはいい。私は平気だし、守一郎も承諾してくれると思うぞ。だが嫌なら無理にとは言わない……」
と涙目でシュンとした顔をしており、その顔を見た以上断れる訳もなく……
『わ、わかった……それじゃあお言葉に甘えるね……日が昇る前には部屋を出て学園長先生に聞いてみる……今日はお世話になります……』
と言った瞬間涙目が無くなり、すぐに微笑んで「それじゃあ向かうとしよう!ユリコも喜ぶ!」と喜んでいた。
彼は二重人格かなにかなのか??
しばらく三木ヱ門くんとユリコちゃんと廊下を歩くと、木札に田村、浜と書かれた部屋で立ち止まり、三木ヱ門くんが軽くノックをする。
中から「はぁーい!どうぞ!」と声が聞こえてきて、三木ヱ門くんが戸を開けると、寝間着姿で本を読んでいる浜守一郎さんがいた。
守一郎「あれ?新しい事務員さんも一緒なんだ、どうしたの?」
と不思議そうにしている浜守一郎さんにユリコちゃんを部屋の隅に置いている三木ヱ門くんが経緯を説明してくれた。
断られるかな……と思っていると、優しく微笑んで中に招いてくれた。
守一郎「学園長先生……大事なところ抜けてる所ありますからね……色んなものがあるので狭いかもしれませんが、こんなところでよければどうぞ!」
三木ヱ門「おい守一郎。こんなところとはなんだ、こんなところとは。」
守一郎「あぁごめん……汗」
三木ヱ門「まぁいい。Aさんは何かあった時守れるように真ん中で寝てくれるか?」
『場所を貸してもらえるだけでも嬉しいから、どこでも大丈夫だよ。』
そう言うと、優しく微笑んで真ん中に布団を敷いてくれた。
優しい2人でよかった……命を救ってもらったも同然だし、お礼しなきゃな……
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スイちゃんのご友人のご友人 - ドゾッ【輸血】三c⌒っ.ω.)っ シューッ (2023年2月2日 1時) (レス) @page8 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 最高(^^ω)輸血パックをください、、、、、 (2023年1月20日 22時) (レス) @page50 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
Spring(プロフ) - 雅さん>>素敵なコメントありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しいです!綾部くんと食満先輩かっこいいですよね……!☺️❤これからも沢山出していきたいと考えていますのでどうぞこの作品をよろしくお願いします☺️ (2022年9月1日 21時) (レス) @page40 id: bb9c13b2cc (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 私の推しキャラは、綾部喜八郎君と食満留三郎先輩ですね…😅💓他の上級生のキャラも良い☺️✨👍いちばんの中では、綾部喜八郎君ですね…😭(泣き恥) (2022年9月1日 20時) (レス) id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。Springさんが作成した忍たまの小説、読んだら面白くて、見入ってしまいました(笑)続きが気になるぐらい😅 (2022年9月1日 20時) (レス) @page17 id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Spring | 作成日時:2022年8月30日 5時