第43話 ページ45
Aside
無事に今後の献立を決めていき、終わった頃には夕方になっていた。
そういえば火薬委員会……!!手伝えなかったァァァ!!謝らなければ!!と焦っていると、おばちゃんに声をかけられた。
食堂のおばちゃん「ありがとう、助かったわぁ〜!……?ソワソワしているみたいだけど、何かあったのかい?」
『実は…………』
と理由を説明すると、食堂のおばちゃんは何故か微笑み、「それは大丈夫よ〜」と言われた。
おばちゃぁあん!!となりつつもオロオロとしていると、廊下がガヤガヤと騒がしかった。
何事かと顔を出すと、そこには火薬委員会の人たちが。
今日手伝わなかった事怒りにきたのかな……謝ろう……!
『今日、火薬委員会のお手伝いをする予定だったのですが!!行けずにすみません!!!何でもします!!』
と頭を深く下げ叫ぶと、皆がぽかんとした顔をしていた。
すると、兵助くんが口を開いた。
兵助「頭をあげてください……!火薬委員会はこれから活動するところだったので大丈夫だよ?」
え???どゆこと??食堂で活動するの??と混乱しているとおばちゃんが顔を出して説明してくれた。
今日の火薬委員会は、羽丹羽石人さんの入会祝いをするらしく、食堂で歓迎会を開くのでそれを手伝って欲しい……といった内容だった。
なるほど!!俺は早とちりをしたという訳だ!??
と分かると、恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして俯くと兵助くんが頭を撫でてくれた。
兵助「これから飾り付けをするんですけど、良ければ手伝ってくれるかな?」
『!!!俺に出来ることがあればなんでもします!』
と答えれば、タカ丸くんが傍に来て兵助くんと入れ替わりで頭を撫でてきた。そんなに撫でやすいのか俺の頭は。
タカ丸「Aちゃんと久々知くんはおばちゃんのお手伝いする方がいいんじゃないかなぁ〜?飾り付けは僕達でできるからさ」
おばちゃん「そうしてくれると助かるわぁ〜!久々知くんの豆腐使いたかったのよォ〜」
兵助「!分かりました!ではAさん、おばちゃん、よろしくお願いします。」
と、頭を下げられ俺も急いで頭を下げると、皆が一斉に準備を始めていた。統一が取れていてすごいなぁ……
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スイちゃんのご友人のご友人 - ドゾッ【輸血】三c⌒っ.ω.)っ シューッ (2023年2月2日 1時) (レス) @page8 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 最高(^^ω)輸血パックをください、、、、、 (2023年1月20日 22時) (レス) @page50 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
Spring(プロフ) - 雅さん>>素敵なコメントありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しいです!綾部くんと食満先輩かっこいいですよね……!☺️❤これからも沢山出していきたいと考えていますのでどうぞこの作品をよろしくお願いします☺️ (2022年9月1日 21時) (レス) @page40 id: bb9c13b2cc (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 私の推しキャラは、綾部喜八郎君と食満留三郎先輩ですね…😅💓他の上級生のキャラも良い☺️✨👍いちばんの中では、綾部喜八郎君ですね…😭(泣き恥) (2022年9月1日 20時) (レス) id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。Springさんが作成した忍たまの小説、読んだら面白くて、見入ってしまいました(笑)続きが気になるぐらい😅 (2022年9月1日 20時) (レス) @page17 id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Spring | 作成日時:2022年8月30日 5時