2. 修正あり ページ4
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「失礼します」
嫌というほど見てきた動画通りの作法に一息ついて、私は先生たちを見た。
「じゃあ座って！」
「あっ、失礼します」
一つだけ置いてあった椅子にそっと腰をかける。
「じゃあ質問していくね！」
「はい」
私はすっと顔を上げる。
いつまでも緊張していたって仕方がないのだから今は質問にちゃんと答えないと。
「まずは、君の個性について！」
「私の個性は修復です。怪我も含めて壊れた箇所を治すことができます」
「…治癒が可能ってことか？」
髪の毛が長い、少しだけくたびれた印象のある人にそう聞かれる。
私は1度小さく頷いた。
「限度は」
「治りかけは戻せません。キャパは体力に比例するので…キャパオーバーは完全な疲労困憊状態です。下手したら起きていることすらままならない状態になります。」
「そうか」
私の言葉に満足したのか彼はそれ以上聞いてくることは無かった。
この人の私を見る目は少しだけ怖くて、ちょっと身構えていたけど、そんな変なことは聞かれなくて良かったな。
「じゃあもう1つ！君にとって1番のヒーローは誰？」
「幼なじみです」
「幼なじみ！オールマイトとかって言うのかと思ったよ」
「確かに彼はヒーローですが“私にとって”のヒーローは幼なじみです」
私の言葉にネズミさんが驚いたような顔をした。
「なるほどね、どうして？」
「彼は私がつらい時、いつも1番に手を差し伸べてくれて、無言で支えてくれるので…私も辛い時に1番に手を差し伸べ、支えることの出来るヒーローになりたいです」
「素敵なヒーロー像だね！」
私はその言葉に少しだけ照れてしまった。
「じゃあ、ヒーローはどうあるべきだと思う？」
「自分の為ではなく、誰かの為に力を使える、これがヒーローのあるべき姿だと思います。」
「なるほどね！ありがとう！」
ネズミさんはちょっとだけ考える素振りを見せた後、私をじっと見てきた。
「君はどうしてヒーローになりたいと思ったの？」
その言葉は私の核心にせまるものだった。
私がヒーローを目指した理由、それは
「証明したいからです」
「証明？」
「
…それに加えて、たとえヒーローでも、家族を愛せる事もね。
このヒーローに頼りっきりの世界を、変えてみたいんだ。
自助と共助をする世界に変えたいんだ。
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ゆう(プロフ) - はじはじさん» あっそうなんですか…すみません知らなかったです。直しておきますね。ご注意ありがとうございます (2021年9月27日 7時) (
レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
はじはじ(プロフ) - あの、一つ気になることがあって…プロローグで83の偏差値が必要と言ってましたが高校入試では80が上限ですよ…そこだけ気になりましたすみません (2021年9月27日 2時) (レス) @page2 id: f8b80ddead (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続きが気になるさん» コメントありがとうございます！頑張りますね。 (2021年9月24日 10時) (レス) @page44 id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
続きが気になる - 早く更新して欲しい！！！！！！！ (2021年9月24日 1時) (レス) @page43 id: c6e50b5478 (このIDを非表示/違反報告)
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