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鉄哉side
「俺は楽したいんですよ〜、ホントッ！適当にだらだらパトロールして、今日も何もなかったと管を巻いて床につく。これ最高の生活」
彼はニコリと笑いながら頬杖をついた。
「ヒーローが暇を持て余す世の中にしたいんです」
その言葉を聞いた瞬間、エンデヴァーが息をのんだ。
俺も、そのホークスに、どこかAと重なるところが見えた。
ヒーローに頼りきりの社会を変えたい、どんな人もまるっと助けられるようなヒーローに。
「…っ！」
嫌な予感がして窓から遠ざかる。
お水を届けに来た女の人を“下がって！”と俺が手で制した。
その瞬間、窓ガラスが割れる音が響く。
俺は持っていた金属製の水筒を変態させ、彼女をガードする盾を作った。
八百万ならもっといいの作れんだろうな、なんてちょっとだけ劣等感を抱いた。
「キャァァァァァアアア！！」
「大丈夫！俺たちがいますから！！」
安心させるようにそう言うと、目の前の脳無を見据えた。
さて、
「オマエ…イチバンツヨイ？」
「…っな！」
脳無が喋ったことに驚きを隠せず、それから目が離せない。
でも、俺たちはヒーローだから、こういう時、動けなきゃいけない。
じゃなきゃ、大切なものを、守りたいものを守れないから。
「ホークス！アイロン！！避難誘導を！！」
「「了解！」」
エンデヴァーさんはおそらく、脳無と戦うのだろう、彼の返事を待たずに、俺はホークスに声をかけた。
「外、ホークスの方が速いでしょ、中は任せてよ」
「…ほんと、状況判断は絶対貴方譲りですね」
ここは外だから、天を呼んだ方が多分簡単に方が着くんだけどな、なんて思いながらホークスに笑いかけた。
「誰が育てたと思ってんだ」
ホークスはニヤリと笑って、窓を割り、そこから外へでていく。
俺は先程の女の人をかばいながら、金属製の物があれば回収し、その中にいた人たちを避難させる。
「噂ではなかった」
脳無が、今、そこにいる。
あれで全部じゃなかったし、オールフォーワンだけがその場所を知っているわけじゃなかった。
「…嫌な予感がする…」
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ゆう(プロフ) - シーエル目つぶしさん» コメントありがとうございます！番外編です…笑賛成を頂けてとても嬉しいです！ (2022年1月1日 1時) (
レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 蝶々さん» コメントありがとうございます！！賛成を頂けて嬉しいです…！ (2022年1月1日 1時) (レス) id: 6f6e5985a0 (このIDを非表示/違反報告)
シーエル目つぶし(プロフ) - 番外編！？！？！？作っていただけるなら大賛成です！！！！！！！ (2022年1月1日 1時) (レス) @page37 id: b91e4bc22a (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - 番外編、いいと思います！楽しみです！ (2021年12月31日 10時) (レス) @page35 id: 11b1ad38fd (このIDを非表示/違反報告)
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