5話『戦友の証』(上) ページ15
レイ｢ここで使えるスペシャルってハイカラシティーとは全然違うんだな｣
リト｢そうなんだ？？僕が住んでたところはナワバリバトルをする場所すらなかったよ…笑｣
レイ｢…まじか｣
レイとリトは談笑しながらミカに指定されたカフェまで歩いていた。
レイ｢ミカは俺らをカフェに呼んで何するんだろうな｣
リト｢うーん？最近バトルしてなさそうだったけど｣
レイ｢お前ミカのストーカーかなんかか？｣
リト｢違うよ！！フレンドとして認証してるイカ同士はバトルをしてるかどうかスマホで確認出来るんだよ！｣
レイ｢へえ…便利だな。後で教えてくれ｣
リト｢いいよ笑｣
ミカ｢あー！2人とも〜！こっちー！｣
ミカがカフェのテラスからこちらに大きく手を振る。
レイとリトは足早にカフェに入った。
レイ｢…お前、オレンジジュース好きだな。ずっとそれ飲んでるだろ｣
ミカ｢だって、美味しいもんー！｣
氷とガラスコップが綺麗な音を奏でながら、ミカはストローをさして嬉しそうに飲んでいる。
リト｢それでミカちゃん、僕達を呼んでどうしたの？｣
リトがさっそく本題に入った。
ミカ｢…最近色々と考えてたんだけどね｣
ミカはジュースが入ったグラスを置き、やや真剣な表情で述べていく。
ミカ｢この3人でチーム作ろうよ！｣
リト｢チーム…？｣
レイ｢ああ、俺と2人で話してたやつか？｣
ミカ｢そう！そこで、チーム名を考えてたんだけど…浮かばなくて…｣
リト｢僕達に名前を考えてほしいってことか！｣
レイ｢…チームに関してはもう作る前提で話してた進めるんだな｣
リト｢僕は全然大丈夫！むしろ嬉しいよ！｣
ミカ｢それにレイくんは前にＯＫ貰ってるからね！｣
レイ｢…はいはい笑｣
リト｢うーん…僕達のチーム名か…｣
レイ｢いっそのこと、家で考えてきて明日発表とかにすればいいんじゃないか？｣
ミカ｢ふむふむ…それいいね！｣
リト｢賛成！今から決定するまでここでいるなら店員さんに文句言われちゃうよ…笑｣
ミカ｢そうだねー！｣
レイ｢言われちゃ仕方ねえからなー｣
リト｢じゃあ今日はここで昼ご飯食べてからナワバリするとする？｣
ミカ｢そうだねー！いこいこー！｣
レイ｢相変わらず元気だな…｣
ミカ｢店員さんすいませーん！｣
3人はカフェでランチを楽しんだ後、ロビーに入ってナワバリバトルをした。
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作者名：こっこ@amuse | 作成日時：2019年6月17日 7時
