俺と彼との秘密事【YOI ヴィクトル男主マフィア】 (ページ6)

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その少年は偉く美しくて目が離せなかった。

直感で俺のものにしたい。そう思った

声をかけようとして歩いたが、次の瞬間その光景をみて止まってしまった。

やはり綺麗なものには悪い虫がつくらしい。

変態で有名な男が、その少年の肩をだいて下品に笑っていた。

やけに距離が近く、男の表情からはベッドに誘っているのだと一目でわかった。

俺はなぜだか怒りがおさまらなかった。

後ろから止める部下の声にも耳をかさずに、二人の元に歩いていった。

　

「さあこっちだよ...///」

男がいやらしく少年の腰を抱いたところだった。

貴「は..」

ヴィ「ねえ、この子俺に譲ってくれない?」

まさか返事しようとしてたのかな?ありえないよね

俺はそっと少年を後ろから抱きしめ、男に言った。

「貴様!誰だと思っ!!」

おや?俺の顔が見えてないのかな?

俺と目があった瞬間、男の表情が変わる

周りも男と俺の存在に気付いたのか騒ぎ始める

少年の表情は見えないが、かなり動揺しているのが読み取れる

「も、申し訳ございません!!ヴィクトルさん!!」

男は名一杯頭を下げて、俺に許しを頼んでいる

でも、今の俺にはそんなことはどうでもいい。

ヴィ「いや、いいよ。ところでこの子くれるの?くれないの?」

一応優しく言ったつもりだった。

「はい!あげますから!命だけは!!」

ダサい男だ。

ヴィ「えーどうしようかな?もう近づかないんだったらいいよ」

「はいぃぃぃぃ!!!失礼します!」

腰が引いていて、転けそうになりながら去っていった。

鼻で笑いそうになった

だけどそんなことより少年と話がしたかった。

少年の方を向いて

ヴィ「ねえ、俺と話さないかい?」

と言った。

近くでみた少年の顔は瞬きを忘れるほど綺麗だった。

なんというか色っぽい。

貴「あ、の」

なんて声も綺麗なんだ!

彼と話してもっと手にいれたくなった。