検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:3,077 hit

. ページ6

Aside

青年の名は吾妻道長というらしい。向かう道中で聞いた。すぐに病院に着いた。病院にいるというだけで、不安が積もる。

階を移動して、病室の前に立つ。病室の扉をノックする。

A「は、入るよ……?」

私は病室の様子をみて、冷や汗をかいた。そこには、一本の点滴で右手が繋がれ、ものすごい量の包帯で包まれ、姿が変わり果てた大智くんがいた。

A「ど、どうしたの?!大丈夫なの?!」

そう駆け寄ると、何故か目をそらされた。目元の痣は痛々しく、真っ青に染まっていた。

A「その怪我、どうしたの……」

大智「………自業自得だよ」

と、小さな声で答えた。影で道長さんが見ている。

A「自業自得って……どうしてこんなことに…?」

道長「コイツは、自分の欲望のために他人の大切な人を傷つけて、幸せまで奪ったんだ。当然の仕打ちだろ。」

そんな事実を受け入れられる訳が無かった。私の知っている彼は、そんなことをしない。

A「だ、大智くんがそんなことする訳……」

大智「紛れもない事実だよ、僕はほぼ人殺し同然だよ、」

と、当の本人が答えた。そして、全ての出来事を告げられる。

A「う、嘘……大智くん、?」

そう彼を見ると、彼は目をそらした。

大智「ねぇ、A、僕らもう終わりにしないか」

そう言われて、目の前が真っ白になった。

.→←幸せは此処に。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ノイズ @さくらぁ(元唐揚げ星人) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kara-gese-jin/  
作成日時:2023年5月19日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。