検索窓
今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:20,453 hit

Log348 シロエside ページ33

ソウジロウ「それとは全くの別件ですが、シロ先輩。
A先輩。
にゃん太老師。
……良かったら〈西風の旅団(にしかぜのりょだん)〉に入りませんか?
ナズナも喜ぶと思いますし。
うちは気の良いやつらばっかりです。
現在は辺境エリアの探索に交代で出掛けては、新拡張パックの情報を探ろうと動いているところです。
こう言っては何ですけれど……シロ先輩がやろうとしている、その作戦っていうのも〈西風の旅団(にしかぜのりょだん)〉の看板でやった方が効率が良いんじゃありませんか?
――ダメでしょうか?」


姿勢を正したソウジロウの申し出は理に叶っていたが、いまの僕には頷くことが出来なかった。

先週の僕であれば頷くことも出来たかも知れない。
でも、今の僕には、もう、家があるのだ。


ソウジロウ「やっぱり、嫌われてますか?
僕。」


首を振る僕に、ソウジロウはどこかしゅんとした声で応えた。

ソウジロウの誘いを断るのは二度目になってしまったな、と思いながら、僕はその肩に触れる。

班長に云われた言葉で、僕にもやっとやるべき事の姿がはっきりと見えたのだ。
それは今まで目を逸らしていたこと。

直継やアカツキの優しさに甘えて、班長にも守られて、言い出さないで済ませられて来てしまったこと。


それはAにも言えることだろう。

僕達二人は似てるから。

☆★☆
2019/11/08

Log349→←Log347



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.8/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
設定タグ:ログ・ホライズン , エルダー・テイル   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年11月1日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。