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班長が云うように、全ての事象には誕生と死があり、その生を全うするために努力が必要だというのならば、〈
その力を借りるのに、目を逸らす訳にはいかない。
何かを育てるために力を使わなかったと自覚しているシロエならば、それはなおさらのことだった。
少しきょとんとした後、納得したように頷くソウジロウにシロエは続ける。
シロエ「ひとつには、今のアキバの雰囲気は良くないってことを、周囲に話して欲しい。
このままでは荒んでしまう、って。
他の大手ギルドにも流してくれると有り難い。」
ソウジロウ「それは良いです、はい。
でも、そんなのみんな何処かしらでは感じてますよ。」
A『でも、ちゃんと言葉にはしていない。
で言葉にするのが大事なんだと私は思うわ。
〈
シロエ「そう。
それが大事だと僕も思う。
もうひとつは、あと数日したら、招待状が届くと思う。
出来ればその日まで、アキバの街にいて欲しい。
会議の招待状だ。
その会議で、何らかの決着を出したいと思う。」
ソウジロウ「判りました。」
ソウジロウはけろりとした表情で快諾する。
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2019/11/08
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年11月1日 12時