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Log157 ページ11

小竜は、〈三日月同盟(みかづきどうめい)〉では戦闘や狩りの取りまとめをしている若手で、直継とも何回も出掛けていた。
彼からすれば、直継は英傑に見えるのだろう。


直継「ふむ。
それは――おぱんつだっ!!」
 

直継の力強い宣言に、部屋の中の空気が一瞬あっけにとられて、何とも気まずいものに変わる。

さすがの小竜も[何を言ってるんだ、この人は]という表情になってしまう。
 
その空気については、直継もまずいと思ったのかなんども咳払いをした後に誤魔化すように続ける。


直継「あー。
いまのはつかみだ。
小粋なジョークだ。
えーっと、なんだ?
レベルに頼った戦い方をしている限り、敵に負けた理由は“レベルが足りなかった”って事になるだろ?
そのまま最高レベルになったらどうなる?
最高レベルになっても勝てない相手には、永久に勝てないってことだよな。
だってもうレベルを上げることはできないんだから。
そうなったら最後、大絶賛絶望もう勝てない祭りだぜっ。
そうならないためには、勝つための工夫と仲間との連携だな。
このふたつが無ければ、結局はどこかで負ける。
レベルが上がりきった後に気が付いたとしてももう遅い。
1回も仲間と力を合わせたことのないヤツが、敵に勝てないからってすぐさま連携行動なんて取れる訳がない。
逆に言えば、連携だの工夫だのなんて、どんな低レベルだって出来る。
そしたら、もう後は最強一直線だぜっ。
『他には出来ることはないか?』って問い続けるのが重要だ。
うちのシロエなんてその道の大家だぞ。
なんせ“腹ぐろ眼鏡”だからな。
勝つためだったらどんなせこい手でも使いかねない。」
 

今度の演説はそれなりに感銘を与えたようだ。

その後は、じゃぁこんな敵と戦うときの工夫はどうするのか、こんな状況ならどうするのか――様々に話は盛り上がった。

良くも悪くも、この世界にいるプレイヤーはゲーマーで、異世界に飛ばされたとしても、魂に活気さえ取り戻せば向学心はあったのだ。

私は傍観していたが、アカツキが居ないことに気づいた。

アカツキは何処に言ったのだろうか?

☆★☆
2018.03.10

Log158 アカツキside→←Log156



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設定タグ:ログ・ホライズン , エルダー・テイル   
作品ジャンル:アニメ
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ハカタ(プロフ) - 更新待ってます!本当に楽しかったですw (2018年11月25日 22時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
里夜(プロフ) - sakuraさん» sakuraさん:ありがとうございます。頑張ります!! (2018年6月9日 12時) (レス) id: 197e7505f2 (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 楽しく読ませていただきました これからも読ませていただきます 更新がんばってください (2018年6月8日 21時) (レス) id: f15ebf0ca9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年3月6日 16時

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