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さらにより根源的な問題点もあった。
いままでは、同じ材料を使い、アイテム作成メニューから同じ目的アイテムを選択さえすれば、誰が作ってもまったく同じ食料アイテムを作り出すことが出来た。
もちろん見かけも同じだし、味も(湿った煎餅という固有ではあるが)同じものだ。
しかし新しい手法では、アイテム作成メニューを使用しないために同じレベルやスキル値をもった〈料理人〉同士であろうと、出来上がった料理の質については大きく開きがある。
調理スキルが高かろうと、実際に調理をするのはそのプレイヤー本人なのだ。
調理スキルは「どれくらい難しい料理を作って良いか?」という上限を表す数字となり「どんな料理を作れるか?」という保証を表すものではなくなったと言える。
このように、制約の多い新しい手法であったが、だからといって価値がない訳ではなかった。
いや、むしろ莫大な価値のある発見だったと言えるだろう。
何しろ、時間が掛かることも、様々な材料が必要なことも、作る人によって味が違うことも、元の地球の調理の常識からすれば、むしろ当たり前なのである。
なにより、シロエ達と同様〈
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2018.03.09
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ハカタ(プロフ) - 更新待ってます!本当に楽しかったですw (2018年11月25日 22時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
里夜(プロフ) - sakuraさん» sakuraさん:ありがとうございます。頑張ります!! (2018年6月9日 12時) (レス) id: 197e7505f2 (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 楽しく読ませていただきました これからも読ませていただきます 更新がんばってください (2018年6月8日 21時) (レス) id: f15ebf0ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年3月6日 16時