検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:31,157 hit

Log181 ページ34

シロエ「ギルド。
……ギルド。
か……。」

にゃん太「シロエちはいまだにギルドは嫌いですかにゃ?」


からり


アスファルトの欠片が転がる音を立ててビルの影から班長と私がシロエの元に向かった。

班長はその穏やかそうな目を細めて、シロエの独り言に問いかける。


シロエ「……。」


シロエは驚くけれど、肩をすくめて少しだけ場所を譲った。


シロエ「いや、そんなことはない……と、思う。」


ギルドと云うものを嫌っていたのは、おそらく幾つかの不運な出会いによるものだろうとシロエは思っているだろう。


私だってそうだ。


三日月同盟(みかづきどうめい)〉との付き合いが頑なだった思い込みを融かしてくれた。

今となっては自分が傲慢な思いを持っていたことも理解できる。


しかし一方で、アキバの近郊で出会ったPKや、ススキノの街で出会った強盗団まがいの連中のことも思い出した。


ギルドと云うシステムは、腐敗しやすい側面があるのも事実だ。
縄張り争いが常態化した大手ギルドではモラルが低下していくのは容易く想像できる。


にゃん太「……まぁたしかに、そういう側面はあるかも知れないにゃ」

班長は私のの述懐に答えた。

☆★☆
2019/10/28

Log182→←Log180 シロエside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
設定タグ:ログ・ホライズン , エルダー・テイル   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハカタ(プロフ) - 更新待ってます!本当に楽しかったですw (2018年11月25日 22時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
里夜(プロフ) - sakuraさん» sakuraさん:ありがとうございます。頑張ります!! (2018年6月9日 12時) (レス) id: 197e7505f2 (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 楽しく読ませていただきました これからも読ませていただきます 更新がんばってください (2018年6月8日 21時) (レス) id: f15ebf0ca9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年3月6日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。