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シロエ「ギルド。
……ギルド。
か……。」
にゃん太「シロエちはいまだにギルドは嫌いですかにゃ?」
からり
アスファルトの欠片が転がる音を立ててビルの影から班長と私がシロエの元に向かった。
班長はその穏やかそうな目を細めて、シロエの独り言に問いかける。
シロエ「……。」
シロエは驚くけれど、肩をすくめて少しだけ場所を譲った。
シロエ「いや、そんなことはない……と、思う。」
ギルドと云うものを嫌っていたのは、おそらく幾つかの不運な出会いによるものだろうとシロエは思っているだろう。
私だってそうだ。
〈
今となっては自分が傲慢な思いを持っていたことも理解できる。
しかし一方で、アキバの近郊で出会ったPKや、ススキノの街で出会った強盗団まがいの連中のことも思い出した。
ギルドと云うシステムは、腐敗しやすい側面があるのも事実だ。
縄張り争いが常態化した大手ギルドではモラルが低下していくのは容易く想像できる。
にゃん太「……まぁたしかに、そういう側面はあるかも知れないにゃ」
班長は私のの述懐に答えた。
☆★☆
2019/10/28
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ハカタ(プロフ) - 更新待ってます!本当に楽しかったですw (2018年11月25日 22時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
里夜(プロフ) - sakuraさん» sakuraさん:ありがとうございます。頑張ります!! (2018年6月9日 12時) (レス) id: 197e7505f2 (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 楽しく読ませていただきました これからも読ませていただきます 更新がんばってください (2018年6月8日 21時) (レス) id: f15ebf0ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年3月6日 16時