Log77 セララside ページ29
にゃん太「わりと知り合いだにゃぁ。
昔はシロエちに
シロエ「そんな事をした覚えはありませ
ん。」
にゃん太「シロエちとAっちが来たということは、あとの2人は?」
シロエ「直継とアカツキという娘です。
腕は良いです。
連携訓練は約3週間で160単位。」
にゃん太「直継っちも来てるですかにゃ。
それに新しい仲間ですかにゃ?
良いことですにゃ。
シロエちも、そういう時期ですにゃ。」
いつも微笑んだように眼を細めているにゃん太さんは、わずかにその笑みを深めてシロエさんを見た。
A『にゃん太班長……〈猫まんま〉は?』
にゃん太「風雪に耐えかねて母屋が倒壊したにゃ。
我が輩も、このススキノの地を離れてアキバへと赴けという思し召しかも知れないにゃぁ。」
シロエ「それは……。
あ、まって。」
寂しさよりも透明さを漂わせるにゃん太さんの言葉。
その意味を問い直そうとしたシロエさんの耳元で、鈴の音に似た柔らかい音がした。
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2018.02.05
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年1月30日 0時