Log61 シロエside ページ13
みんなのことを守る
直継の場合、その言葉遣いで損してる感じな
んだけど。
それに、Aは、
僕は密かに思う。
アカツキのことをチビ扱いしていようと、その件で膝蹴りをされようと、ひとたび戦闘になれば仲間に危害が及ばないように全力を尽くすのが直継という男だ。
Aも、アカツキの事を妹の様に思っているようでアカツキを見る目は優しい。
それに、戦闘になったら広い視野で、様々な召喚獣を使い、僕達を助けてくれる女性だ。
シロエ「最初の数日、僕たちも精一杯だったし、余裕がなかったんだよ。」
A『まぁ、そうよね。
私もフレンドリストにシロエがいるってわかったから、アキバに戻ってきたんだし。』
正確に言えば、僕達だけではなく、全プレイヤーがそれどころではなかったのだ。
全員が自分以外のことを考える余裕を失っていた。
シロエ「それに、その次見かけたときは二人ともギルドに入ってて。」
直継「へぇ、そうなのか。」
A『ふーん。』
アカツキ「あの頃は勧誘も激しかった。」
アカツキの語る言葉に、そう言えばそうかと直継も頷く。
直継「レベル20だっけ?
それくらいなんだよな。」
シロエ「いまではもう少し育って居ると思う。」
直継「じゃぁ、ギルドに入っておくにこしたことはないか。
右も左も判らないもんなぁ。」
直継はそういうと、大きくのびをしながら身体ごとくるりと振りかえる。
★☆★
2018.02.03
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年1月30日 0時