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Log95 ページ47

そのデミクァスが衆人環視の中で負けることに対する野次馬的なたちの良くない喜びの感情が、〈ブリガンティア〉の中にもあるのだ。


シロエはそれを感じて、セララちゃんに合図を送っていた。


セララちゃんは祈るような表情で、自分の手のひらに爪が食い込むのも気が付かないほどの必死さで班長の奮戦を見ていたが、肩先に触れたシロエの指にはっと意識を引き戻した。

その耳に聞こえた聞き取れるかどうかの幽かな声は言った。


シロエ「合図をしたら全体に脈動回復呪文を。」


というものだった。

もちろん勝利した班長を回復するのは回復職の端くれとして当たり前だが、合図をしたら、とはなぜなのか?


と言う顔をしている。
そしてなぜ班長にではなく、全体になのか?


デミクァス「くそっ!しゃらくさい。
こんな決闘ごっこなんてやってられるかっ!!
ヒーラーっ!俺の手足を回復しやがれっ。
暗殺者(アサシン)部隊っ!
この猫野郎をぶち殺せッ!!」
 

目前の剣士の技の冴えに耐えきれなくなったデミクァスが、〈ブリガンティア〉達に一斉攻撃の号令をかけたのだ。

その怒声は戦場に一瞬の間隙を生じさせた。


ノンプレイヤーキャラクターに対する、いろいろな事。

☆★☆
2018.02.08

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設定タグ:ログ・ホライズン , エルダー・テイル   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年1月30日 0時

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