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デミクァス「良いだろう、俺がやろうじゃないか。
お前みたいなふざけた野郎は、俺の拳で引導を渡してやっ――るっ!」
一対一を承諾するように見せながらも、デミクァスの力任せの拳が班長に不意打ちで襲いかかる。
班長はその拳を鼻先に見つめながら回避するとそのまま数メートルも飛び退き、腰に差していた二本のレイピアを構えた。
にゃん太「わーお。
すごいパンチだにゃ!」
シロエ「当たってないから大したことはないです。
それより、援護を頼まなくて良いんですか?」
激しいパンチが2つ3つと繰り出される中、シロエは更に野次を飛ばす。
デミクァスは一層怒りを強めた。
デミクァス「この猫親父をつぶしたら、お前もいたぶってやる!」
と吠える。
にゃん太「まぁまぁ。
その前に我が輩が相手するにゃ。
ご婦人の前ゆえ、むごたらしいシーンは見せたくないにゃん。
手加減して欲しかったら早めにいうにゃ?」
デミクァス「ほざけっ!!」
身軽に飛び退る班長との距離をまるで無視するような、デミクァスの一撃。
まるで砲丸投げのようなフォームから破壊力のある左のフックが2つ、3つと放たれる。
その攻撃のあるものはレイピアでそらされるが、いくつかはにゃん太の身体に命中して鈍い音を立てる。
★☆★
2018.02.06
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年1月30日 0時