Log43 シロエside ページ44
確かに偵察はアカツキの得意なジャンルの行動だし、手分けとしては正しい。
生真面目な少女は自分の任務にあくまで忠実だ。
がらくたの中から手頃なスチールボックスを引きずり出した直継は、ドアの近くに陣取ると、剣を抱えて耳を澄ましている。
仮に
僕はそれを確認すると、瞳を半眼にして脳裏にメニューを展開。
念話機能を呼び出して、マリ姐に連絡を入れた。
旅に出てからまだ4日だが、僕は毎日1回は定期的に連絡をいれていた。
マリ姐もそれは判っているらしく、すぐさま返事が返ってくる。
マリエ「おつかれ、シロ坊。
……どう?」
シロエ「こっちは問題ないです。
昨日はあのあと野営をして、午前中早い時間に「パルムの深き場所」に突入しました。」
マリエ「んじゃ、いまはダンジョンの中?」
シロエ「そうです。」
マリエ「何でそないに早いねん。
まったくお姉さんはびびるで。
かなわんわぁ!」
シロエ「はい。」
マリエールの温かい言葉がくすぐったい。
本当はもうちょっと気の利いた言葉が返せればいいのだけれど、なかなか上手く行かないな。
僕はそう思いながらも、丁寧に返事をする。
★☆★
2018.01.30
76人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
覇月オルハ - とても面白かったですが、もう少しサモナーの台詞や召喚獣の活躍を差し挟んでほしかったかな?(例えば戦闘中以外でもカーバンクルを抱き締めてるとかw) (2021年2月21日 22時) (レス) id: b5f0da1fff (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 里夜さん» うわぁ、ログホラのストーリーを上手に再現していてなおかつ語力が半端ない!Σ(・ω・ノ)ノ! (2018年11月25日 21時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
里夜(プロフ) - 、さん» 、さん:ありがとうございます。外し忘れてました。 (2018年1月24日 21時) (レス) id: 197e7505f2 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年1月24日 16時) (レス) id: 549855b20e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年1月24日 0時