あの顔は… ページ33
侑side
A『皆さん、見てくださっていたんですね。
ありがとうございます。
今回は私の漫画の取材に応じて頂きユース合宿の責任者の皆様には感謝しています。
選手の皆さんには普段通り、練習をしていただきたいと思っています。
なので、私は居ないものとして考えて下さい。
よろしくお願いします。』
Aさんがそう笑顔で挨拶をした。
そう、挨拶をしただけやのに…
おい…まてコラァ!!
Aさんの笑顔で赤くなった奴…後でシバク!!
「それと狼月先生。
取材とは別にお願いが…」
A『はい?』
「先生はバレーもお上手だと伺っています。」
A『!!?』
侑「!!?」
A『い、いえ…そんなことはありませんよ…アハハハ!!』
「あれ?
そうなんですか??
宮城県、白鳥沢学園の鷲匠監督からお話を聞いたのですが…。」
A『!!』
あっ…ヤバ…。
Aさんが固まった…
A『その方はなんと?』
「ど、どこからか聞いたのか分かりませんが、先生から取材の依頼を頂いているのを聞いたらしくお電話を頂いて…狼月倫がユースに行くならバレーができるから相手になってもらえ…と!!」
Aさんの雰囲気に負けたのかペラペラと話し出したユースの監督。
A『そうですか。
あ、すいません。
少し電話してきても?』
「え、ええ。
どうぞ。」
A『それでは失礼します。』
あの顔は一度見たやつや…。
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2022/6/3
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2021年1月16日 16時