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Log779 ミノリside ページ39

私はこの時点で専門的な言葉を知らないが、〈緑小鬼(ゴブリン)〉族の取っていた作戦は飽和攻撃である。

これは圧倒的な兵数の差により、敵の陣地を破壊してしまうという戦術だ。

たとえば1対1の、もしくは小隊小隊の戦いであれば、〈緑小鬼(ゴブリン)〉は〈冒険者〉に負けてしまう。

多少の兵力の差は〈冒険者〉の戦闘能力で撥ね返されてしまうのだ。

そこで〈緑小鬼(ゴブリン)〉族は、冒険者達が対処できないような小規模部隊を一斉に繰り出す。

もちろん少なくない〈緑小鬼(ゴブリン)〉小隊が、〈冒険者〉によって阻まれるだろうが、数の差から必然的に発生してしまう【穴】に対して、〈緑小鬼(ゴブリン)〉達は豊富な物量をぶつければよいのだ。

そんな【穴】から侵入してチョウシの町という果実にかぶりつき、火を放てばパニックの発生となるだろう。

冒険者達は統制が乱れ、町に戻って略奪する〈緑小鬼(ゴブリン)〉族を始末すべきか、目の前の〈緑小鬼(ゴブリン)〉族と戦闘を続けるべきか混乱する。

こうやって混乱した〈冒険者〉を各個撃破してゆく。

それは、〈緑小鬼(ゴブリン)〉族が侵攻をする際の、伝統的な戦術でもあった。

だが、私達は〈緑小鬼(ゴブリン)〉族よりも早く、しかも町から離れた場所にて攻撃を開始した。

この作戦を立案した私の考えは単純だ。

☆★☆
2019/12/16

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作品ジャンル:アニメ
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年12月4日 20時

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