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Log487 シロエside ページ41
そして自分たち2人を見つめる無数の目。
彼らが小声でかわす会話――どうやらただの田舎者と侮ることは出来ないようですな、と云う意地悪な囁きさえ、今でははっきりと聞き取ることが出来る。
そして見つけてしまった…冒険者側からのダンスを踊る人。
シロエ「えっ！？
A！！」
ヘンリエッタ「あら！
今、気がついたんですか？
先程から踊っていらっしゃってましたよ。」
シロエ「そ、そうなんですね。」
ヘンリエッタ「えぇ。
とてもお上手ですわ。」
シロエ「確かに…。」
これなら僕が踊るよりAに任せておいた方が良かったのでは…と思った。
ヘンリエッタ「さぁ、もう一曲。
辺りの陰口を残らず黙らせますわよ？」
シロエ「了解しました。
――お嬢様。」
僕はどうにもできないヘンリエッタさんの言葉に頷くことしかできなかった。
シロエたちは曲目が変わるのに合わせて、もう一度手を取り合ったのだった。
★☆★
2019/11/20
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作者名：豆乳ココア | 作成日時：2019年11月9日 23時
