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Log482 シロエside ページ36

ヘンリエッタ「さぁ、行きましょう。
シロエ様。
それにこのダンスに参加しているのは私達だけではありませんから。」

シロエ「はい?」


ヘンリエッタさんは笑っている。

まるでシャンパンから溢れる炭酸の泡が弾けたようにホールいっぱいにわき上がる音楽。

第三曲目のスタートだ。

優雅で古典的なメロディーを指先で軽く押すようにヘンリエッタさんが僕の方にステップする。

胸を張ったままヘンリエッタさんを支えるように彼女の腰を支える僕。

ヘンリエッタさんは何事かを呟きながら、くるり、くるりと花びらが舞うように僕を誘導する。


そうだ。
ヘンリエッタさんは――〈吟遊詩人(バード)〉だ。


吟遊詩人(バード)〉。

それは〈エルダー・テイル〉12職業のうち一つ。

武器攻撃3職のうちひとつではあるが、〈暗殺者(アサシン)〉や〈盗剣士(スワッシュバックラー)〉がそれぞれの手段で高いダメージを出すことに挑戦したのに比して、〈吟遊詩人(バード)〉は支援職としての道を選んだ職業だ。

支援職とは、仲間の戦力を増強し、敵の戦力を低下させることにより戦局を有利に進める職業の総称で、この〈エルダー・テイル〉においては僕の〈付与術師(エンチャンター)〉と、ヘンリエッタさんの務める〈吟遊詩人(バード)〉のみがそれに該当する。

★☆★
2019/11/19

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設定タグ:ログ・ホライズン , エルダー・テイル   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年11月9日 23時

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