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目の前にいる壮年の領主は、その関東圏の中でももっとも大きな街、マイハマの都の支配者である。
マイハマの都はアキバとは違い大聖堂がないために、いわゆる【プレイヤータウン】ではない。
だがそれをのぞけば商業設備も整っているしクエストの種類も豊富だ。
〈エルダー・テイル〉時代に中級以上のプレイヤーであれば、必ず一度以上訪れたことがある場所だろう。
繊細な鋼細工で出来た高架歩道と空中庭園が印象的な街で、シンボルになっている【
目の前では早速クラスティが会話に乗り出していた。
〈
自分はその議長という立場にあると云うこと。
今回は招待を嬉しく思い参上したことなどを簡潔に伝えている。
セルジアット「ふむ。
ふむ……。
あい判った。
つまりそのギルド、なるものがそれぞれ領地を持たぬ貴族のようなもので、有力なギルドが話合って自治をしているということだな?
形式としては領主が集まり会議を持って行動指針を決める〈自由都市同盟イースタル〉のやり方を一段階小規模にしたものと云える訳だ。」
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2019/11/19
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年11月9日 23時