story201 零side ページ1
ピーンポーン
昴「ん?
はい。」
零「宅配便です。」
ガチャ
零「こんばんは。
初めまして。
安室透です。」
昴「はぁ。」
零「でも、初めましてじゃ、ありませんよね。」
昴「どうぞ。
適当に座っていてください。」
昴「お待たせしました。」
零「ミステリーはお好きですか?」
昴「えぇ。
まぁ。」
零「では、まずはその話から。
まぁ、単純な死体すり替えトリックですけどね。」
昴「ほぉ。
ミステリーの定番ですね。」
零「ある男が来葉峠で、頭を拳銃で打たれ、その男の車ごと焼かれたんですが、かろうじて焼け残った右手から採取された指紋が生前、その男が手に取ったというある少年の携帯電話に付着していた指紋と一致し死んだ男の身元が証明されました。
でも、妙なんです。」
昴「妙とは?」
零「その携帯に残っていた指紋ですよ。
その男はレフティ。
左ききなのになぜか携帯に付着していたのは右手の指紋だった。
変だと思いませんか?」
昴「携帯を取ったとき、偶然聞き手がなにかで塞がっていたからなんじゃ。」
零「もしくは、右手でとらざるをえなかったか。」
昴「ほう。
それは何故?」
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2018.06.08
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2018年6月8日 14時