私は審神者の妹【活撃 刀剣乱舞】

・ ページ3

堀川国広「今回のことで歴史が変わってなければ良いけど…。」

和泉守兼定「大丈夫じゃねぇーか。」

堀川国広「徳川家茂(とくがわいえもち)って徳川家最後の将軍、慶喜(よしのぶ)の一つ前の将軍だったよね。」

和泉守兼定「第14代将軍、若干21歳で病死した悲運の将軍様だ。」

堀川国広「どうして…それが時間遡行軍(じかんそこうぐん)に…。」

和泉守兼定「いいんだよ。
そんなこと気にしなくて。
俺らは主に言われた事だけをやってりゃ良い。」

堀川国広「そんな…。
僕達、歴史を守る為に審神者(さにわ)に宿されたんだから、もっと他にやれる事が…。」

和泉守兼定「やれる事なぁ…まぁ気楽にやれって。」

堀川国広「ん…。」


ボー


堀川国広「ん？」

「ん？」


ボー
ボーーー


堀川国広「すーごい。」

和泉守兼定「3月4日、オランダの交易船。
トレックボーグロス号、黒蝶岬(こくちょう)に寄港(きこう)っと。
こんのすけ。
今日は何月何日だ？」

こんのすけ「ん…。
クーン。
3月4日です。」

和泉守兼定「3月4日。
安心しろ国広。
歴史に変化はねぇーよ。」

堀川国広「こんのすけは何やってるの？」

和泉守兼定「記録だ。
地図の作成から手術まで今起こっていることを記録して本丸に持ち帰るんだよ。」

堀川国広「ふぅーん。」

☆★☆
2019/10/15

・→←出陣

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す