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出陣 ページ2

「は…はぁ…はぁ…。」

「どうした、国広。
もうへばったか?」

堀川国広「まさか。
まだやれるよ!
兼さん!!」

和泉守兼定「上等だ。」

「早く!
遡行軍(そこうぐん)を止めないと!」

和泉守兼定「分かってるよ!
来るぞ!!」

「うわ!
うわわ!!」

和泉守兼定「ん!」

堀川国広「凄い。」

和泉守兼定「行くぞ!!」

堀川国広「時間遡行軍(じかんそこうぐん)はあの積み荷をどうする気なんだろう…?」

和泉守兼定「余計なことは考えんな。
今は奴らを倒して歴史を守ることに集中しろ!」

時間遡行軍(じかんそこうぐん)「ん!」

和泉守兼定「うわ!!」


ドーン


堀川国広「うわ!!
そんな…後少しだったのに…。」

和泉守兼定「まだだ!!
はっ!」

堀川国広「兼さん!!」

和泉守兼定「ていや!
はぁー!!
ていや!
ふぅ…ん?」

堀川国広「兼さーん!!」

和泉守兼定「おー国広。
なんとか終わったぞ。」

堀川国広「兼さん…ごめん。
全然力になれなくて…。」

和泉守兼定「なぁーに。
死なずに乗りきっただけでも初陣としちゃ上出来だ。
それより見ろ…。」

堀川国広「これって…砂?」

和泉守兼定「だな。
おそらく全ての積み荷がそうだろう。
消えた埋蔵金伝説の出来上がり…か。」

「堀川さん、和泉守さん。
たった今、審神者(さにわ)様より入電がありました。
新たな指令です。」

和泉守兼定「一息つく暇もなしかよ。」

堀川国広「大丈夫!
僕はまだやれるよ!!」

「では読み上げます。
文久3年、3月7日から3月10日の間に時間遡行軍(じかんそこうぐん)現る。
場所は…。」

★☆★
2019/10/15

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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年10月15日 21時

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