監督の姪はハイスペックガール

baseball 5 ページ6

栄純「！！」

一也「っとぉ。」

清国「ワハハハハハ。
なんじゃあ。
おい！
ビビッて手が振れとらんやないかい！
投げるんが怖いんやったら正直(しょうじき)に言えや！」

一也[いや…違う。
アイツ…投げる途中に軌道(きどう)を無理矢理変えやがった…。]


あれ…あのボール…
軌道(きどう)を変えた！？


一也「すいません、ちょっとタイム。」

清国「あ？
打ち合わせは先にしとけや！」

一也「おい！
お前…今ワザと地面にボール叩きつけたろ？
どうしてだ？」

栄純「あのコースは打たれる気がした…。」

一也[へぇ…。]


ふーん
御幸(みゆき)が笑うとわね


一也「ハッハッハッ。
なるほど！
打たれるぐれぇならボール球(たま)を投げるか！」

栄純「な…なんだよ。
悪ィかよ！」

一也「お前…正解！
実はあのコース東(あずま)さんの一番得意なコースでした♡
いやーお前、硬くなってたからさ…豪快(ごうかい)に散れば少しは硬さがとれるかと思って…。
あそこに投げれば間違いなく打たれてたよ！」


ぷっ！
やっぱりね！！
性悪メガネだわ…！！


栄純[はぁ！？
こ…このヤロー！！]

一也「気に入ったよお前！
これからは二人であの怪物を退治してやろーぜ！」

栄純「信用できるかぁー！
アンタ、あのオッサンの回しモンだろー！！」

一也「あははは。
お前バカ？
人の好意は素直に受けておくもんだよ！」

栄純「うっせー！
さわんな！！」


ふぅ…遊んでるな…。

☆★☆
2019/05/29

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