監督の姪はハイスペックガール

baseball 43 ページ44

一也「言うねーA。」

鉄心「それと…御幸。」

一也「はい。」

鉄心「いや…なんでもない…。」

A『？』

一也[あぁ…これは牽制…かな？
まぁ…決めるのはAと監督だけど。
俺は俺のしたいことをさせてもらうさ。]

礼「君達二人には今日から投手陣のメニューをこなしてもらうわ。
練習量は皆の倍になるけど頑張って。」

栄純「おおおお…。」

礼「降谷君。
あなたは来週の関東大会に登板があるかもしれないから御幸君と組んでセットプレーやサインの確認をしておいてね。」

栄純「！！」

暁「はい。」

一也「礼ちゃん。
こいつさ球威(きゅうい)はあるけどコントロールは全然っスよ！」

A『あと毎日100球は投げ込んでスタミナも強化しないとね。』

礼「あら。
二人とも降谷君の球、受けたことあるの？
いつの間に？」


まぁ…受けたのは御幸だけだけど。


暁「自分は御幸センパイとAセンパイの指示に従います。」

A『あら…。』


これはこの間の事が凄く印象的だったのね。


ドパァン


暁[久しぶりに聞いた。
自分が投げ込んだ球がミットにおさまる音。]


ドクン


一也「どうした？
お前が投げたいって言い出したんだろ？
遠慮しねェでガンガン投げてこいよ。」

A『そうよ。
今は誰も見てない。
御幸を使えるのは今だけかもよ。』

暁[青道を選んだのは間違いじゃなかったー…。]

暁「よろしくお願いします！」

A『フッ。』

一也「何だよ、お前。
今日はやけに素直だな。」

暁「最初はこれくらいがいいかと。」

一也「はっはっはっ！
コノヤロォー！！」

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2019/06/02

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