監督の姪はハイスペックガール

baseball 36 ページ37

洋一「ヒャハハハ。
おもしれぇ！
同室対決(どうしつたいけつ)か！！
ここまで増子さんの成績どうなのよ？」

一也「絶好調だな。
3安打5打点！
レギュラー昇格にむけて気合い十分ってとこだ。
多分あの人は沢村の球質(きゅうしつ)に気付いている…。
この対戦で沢村の実力が分かるだろーよ！」

透「沢村ちゃん…俺はレギュラーに返り咲くぞ！
全力でこい！！」


ふふっ！
さすが…増子さんだわ。


栄純「は…はいっ！」


さぁーて。
どうしようかねー。

あぁー。
しょうがないな…もう。

栄純「ワハハハハ！
真っ向勝負あるのみ！！」

A『！
ふぅ…！』


パシーン


ふーん。
なるほどね…。


「あのキャッチャーすごいな。」

「今の…変化した？」

一也[初見で取れるなんてな。
やっぱ、ただものじゃねぇーわ…アイツ…。]

透「…うむ。」

「え？
バットを短く持ってバッターボックスの一番前に…！？」

「バットを短く持つほど速い球か！？」


うん。
やっぱり分かってたか。

一也「スイングをコンパクトにしボールが動く前にバットを叩きつける作戦か…。」

栄純「…へへ…。
っら！」


ガン


ガッイィイイイン


「！」

「！」

「ファ…ファール。」

「うわぁーなんつー打球だぁー！
バットも短く持とうが関係ねェ！！」

★☆★
2019/06/02

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