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Night 316 ページ24

「貴女!!」

A『えっ!
はい!!』

「足を怪我しているわ…。」

A『あっ!
気がつきませんでした…。
何処かに引っ掻けたんでしょう。
このくらいなら大丈夫です。』

「大丈夫じゃないわよ。
少しの怪我でも場合によっては致命傷よ…。」


なんと…お優しい。


「これ。
使ってちょうだい。」


そう言って出されたのは綺麗なシルクのハンカチ。


A『いや…でも…。』

「大丈夫よ。
さぁ。」


有無を言わさない雰囲気だな。


A『ありがとうございます。』

「どういたしまして。」

A『あの…!!
お礼を…。』

「そんなの良いわよ。」

A『そう言う訳にはいきませんよ!』

「なら…。
今度買い物。
一緒に行ってくれないかしら。」


えっ!
そんなことで良いの?


A『分かりました。』

「なら、連絡先を交換しましょう。」

A『えぇ。』


彼女は私にベルと名乗った。


ベル…。
なんだろう…。

なんで、名前を聞いただけなのに…こんなにザワザワしているの?

☆★☆
2019/04/05

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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年4月1日 17時

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