Night 159 ページ17
「マスター。
もうひとつ頂けますか?」
A『かしこまりました。
どうぞ。』
「ありがとうございます。」
やっぱり、お客様がいる環境は良いな。
ゆったりした空気を、来ていただいた方に味わってほしい。
そんな思いで店をやっているから、奥まった場所に出している。
隠れ家的なものを想像して始めたのだ。
最初はもちろんお客様は来ない。
ビラ配りも考えたがそれは意図に反する。
その代わりホームページを立ち上げたのだ。
少しずつ見てくれたお客様が来てくれた。
ホームページ以外は提供していない。
お客様の口コミで広がっていった。
物思いにふけっているとお客様から声がかかった。
「マスター。
ライを。」
A『かしこまりました。』
この時間が好きだ。
お客様には干渉しない。
でも、お客様の話は聞き逃さない。
もう一つの裏の顔。
情報屋としての仕事の顔。
決して表には出さない顔。
ダブルフェイスから今はトリプルへ。
☆★☆
2019/03/01
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豆乳ココア(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます! (2019年4月4日 14時) (レス) id: ba7a916155 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 192ページ目の最後の所、見方ではなく味方だと思います。 (2019年4月4日 1時) (レス) id: 2992a743b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年2月23日 21時