Sono un gatto...13 ページ13
今日は学秀の学校の内に散歩に出掛ける事にした。
何となくの方向で歩いていると、自分で自分の居場所が分からなくなってしまった。
完全なる迷子とやらだ。
何となくで歩くのではなかったな…
などと後悔していると聞き覚えのある声が聞こえて、その声の方へ走ってみる。
するとあの子が居た。
成る程。
つまりここは学秀の学校なのか？
「絶対生徒会長サマ、アンタに気があるって！」
「そ、そんな訳ないよ…生徒会長さんは皆の憧れだし、雲の上の存在って感じだし……Ｅ組の私なんか何とも思ってないよ」
とあの子は困ったようにはにかみながら言う。
私はそれを聞いていた。
「どうかねぇ？案外そうでもないかもよ？」
「うんうん。絶対浅野君、Aちゃんの事好きだよ！」
「だってさ、逢坂っちには何も言わないし寧ろ優しくない？」
「浅野君って結構分かりやすいよね」
とあの子の周りに居る女の子達が騒ぐ。
あの子は「もうやめてよ〜」と困ったように笑っていた。
でもその頬は学秀があの子を話している時のように赤く染まっていた。
そういえば学秀はあの子の事が大好きだけど、あの子がそうとは限らないんだったな。
大切なところを忘れていた。
「良かったじゃん！だってAちゃん―――…」
私はその後の言葉を聞くことは出来なかった。
人の気配を感じてそこから逃げ出したのだ。
聞けなかったのは残念だ。
しかし学秀が直接聞けばどんな顔をするのだろう。
私はなんだか可笑しく思ってしまって笑った。
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神楽 - 一度吾輩は猫である読んでみようかな…マロンが最後まで幸せでよかった 猫にしてはかなり長生きだと思う (2021年5月4日 17時) (
レス) id: c22e140557 (このIDを非表示/違反報告)
一匹狼 - あのね、一言イイかな？……………………………泣いたわ←ややこしい!!!あと間が長げェよ!!! (2017年8月11日 0時) (レス) id: 0ae5f44b77 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 茉苗さん» 読んでくださりありがとうございました！これからも頑張ります！！ (2017年3月29日 7時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
茉苗 - 感動しました！これからも頑張ってください(о´∀`о) (2017年3月28日 15時) (レス) id: 186b0916c8 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 花怜さん» コメ返しが遅れてすみません！ 読んでくださりありがとうございました！ (2017年3月14日 10時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木戸藍楽
| 作成日時：2016年11月26日 0時
