夫は人気声優【斉藤壮馬】

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良平さんと江口くんを車で送って降ろし、私も作ってきたお弁当をもらったスケジュール帳を見ながら車で食べる。

『うわ…江口くんほんと忙しいな…』

そう思わせるほど、スケジュールはビッシリだった。

今日も相当遅くなりそうだ。

『あ、壮馬に連絡しとこ。』

A江口くん超多忙でした…。ごめんね、帰り遅くなる。

A夕飯は作り置きが冷蔵庫にあるから、それ食べてね!

斉藤壮馬了解!初出勤頑張れ!

向こうもちょうど終わっていたのか、すぐに返信が来た。
こういうのってちょっと嬉しくなる。

さて、午後からも仕事頑張ろ。

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2人を迎えに行き、スタジオに向かう。

関係者の方々が「おはようございまーす。」
と、口々に出しながら自身の持ち場へつく。

この感じ懐かしい。

キャストさんのマネージャーであろう方々を見て思う。

壮馬のマネージャーってどんな人だろう。

思えば見たことない気がする…。

後で江口くんに聞いてみよう。

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『ねぇ、江口くん。』

仕事が終わり、車で江口くんの家へ送っている。

江「なに？」

『壮馬のマネージャーってどんな人？』

江「…あーーー壮馬のマネージャーは…」

私が話しかけた事により、飲みかけた水を再び飲む。

江「知らない方がいいと思う。」

『えーなにそれ！』

江「いーの！！でも、俺も壮馬と現場一緒になることあるし、そのうち会えるよ！」

そんな感じではぐらかされた。

家の前に着き「明日もよろしく〜！」と言い、車をおりる。
壮馬がマネージャーと連絡とってる所も見ないし…でもマネージャーと行動しない人もいるし、そんなもんかと思っていた。

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車を事務所においてタクシーで帰る。

『ただいまぁぁあ！』

家に入るなり、壮馬に抱きつく。

壮「おかえり。お疲れ様。」

壮馬は優しく頭を撫でてくれる。

『やっぱお仕事楽しい。後、江口くん忙しい。』

壮「ふふっそうね、拓也さん多忙だよ。」

『なんか無性に壮馬に甘えたい。』

壮「お風呂一緒に入る？」

『ん、、』

壮「じゃ、着替え持って行こうか。」

『お風呂沸かしてくれたんだ。』

壮「俺の方が早かったしね？」

『出来た旦那様ですよ、ほんと。』


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