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自分の荷物を運ぶとかいうただの地獄も終わり、ようやく夕飯にありついた一同。
「いただきます！！…美味しい！！」
『美味しいよね、美味しすぎるよね！なんか泣けてくるよね！！』
長い机に、出席番号順で並んで皆で食べる。
その少しだけいつもと違う環境のせいか、それともただ単に味だからか、疲れが相当溜まっているからか、めちゃめちゃ美味しく感じる。しかももうよくわかんないけどうるうるもしてきた。相当疲れてんだな私。
＿＿＿＿
そして、夕食の後は待ちに待ったお風呂だ。
お風呂タイムが1日の中で一番好きな時間と言っても過言ではないAは、女子の中で一番に温泉へと向かい一番先にゆっくりしていた。
「どう？」
『めっちゃ気持ちいい、最高』
「ほんとだ、気持ちいいねえ」
「温泉あるなんて最高だわ」
そんなことを話していると、峰田の声と彼を叱る飯田の声が壁を挟んで響いてきて。
きたな、と女子たちは目を合わせる。
そしてその視線は全て壁の上へ。そこにはプッシーキャッツの水色担当・マンダレイのいとこのお子さん・洸太君が。
実はあらかじめ峰田対策として呼んでいたのだ。
「やっぱり峰田ちゃん最低ね」
「ありがと洸太くん！！」
『ぐっじょぶ！！』
無事峰田の妨害に成功した彼にそういうと、顔を赤くしてそれから後ろへと倒れていく。
『…え、大丈夫！！？』
「洸太くん、無事！？」
「大丈夫！」
「デクくん！？」
壁を挟んで聞こえてきたのは緑谷の焦った声。
“さすがだね“と芦戸が言っている隣で、Aはお茶子が顔を赤く染めていくのを見る。
『…大丈夫？のぼせた？』
「ち、違う違う違う！！全然！全然そんなんじゃないから！」
首を傾げるAに念を押すように、やけに必死にお茶子は言うのだった。
「全然！そういうんと違うから、ね！」
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なんなん(プロフ) - 野菜さん» ありがとうございます＞＜！！！ (2021年9月12日 22時) (
レス) id: dff1beac48 (このIDを非表示/違反報告)
野菜 - 主人公の段々強くなって行く姿が良い！！ (2021年9月12日 17時) (レス) id: 0ac70a73d6 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！！励みになります◎ (2021年9月9日 23時) (レス) id: 03513d5678 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 1、2、3と読ませて頂きました！お話がいい感じに原作に沿っていてめちゃくちゃ好きです…！！お話の更新毎回楽しみにしてます！ (2021年9月9日 16時) (レス) id: 113c0ba69b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2021年9月9日 16時
